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特集

90年代、数々のチャレンジを続けてきたダンスホール・レゲエの道のりを振り返ってみましょう

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年02月13日 16:00

更新: 2003年03月13日 18:05

ソース: 『bounce』 239号(2002/12/25)

文/前田 和彦

 スラックネス(エロ・ネタ)DJとして当時ジャマイカで絶大な人気を誇ったシャバ・ランクスは、91年に『As Raw As Ever』でメジャー・デビューし、同時にこの作品はビルボード・アルバム・チャートにランクイン。彼は全米から世界中へとその名を轟かしたアーティストのひとりだった。その後、90年代前半にはシャバの成功を追うように次々とジャマイカン・アーティストらの全米を中心としたメジャー・デビューが続き、同様にUKからも世界へ向けたリリースがなされていった。まだまだ世界的にジャンル的認識が薄いなか、その多くは異ジャンル・アーティストとのコラボレートによってセールス性をアピールすることが多かった。レゲエ・ミュージックにとっての90年代とは、ジャマイカでの勢いをそのままにメジャー・フィールドへと挑戦していったローカル・アーティスト、またはNY、UKなどで育ちポップス的要素を消化したアーティストたちが台頭し、その活動の場を広げていった派手な時代だったのだ。

 その後、メジャー・フィールドにおけるそれぞれのアーティスト性の開花とともにその活動は明暗を分ける結果になるが、多くのアーティストはその後メジャーからの撤退を余技なくされ、みずからのプロダクションを充実させながら新たな時代へと進んでいった。またその結果が現在に繋がり、さまざまな面でのジャンル・クォリティーを高めながら確実なムーヴメントを起こしていることはいうまでもない。

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