最強のMLHH作品たち!!(2)
VARIOUS ARTISTS
『Red Star Sounds Volume 2 B-Sides』 Def Jam(2002)
ハイネケンが主催するチャリティー企画の第2弾コンピはデフ・ジャムと組んだ新曲中心のものに。メソッド・マン&レッドマンやフォクシー・ブラウン、DMXといった〈Def Jam 2000〉時代のメンツを中心にノリやWCといった移籍組も含む充実作。(出嶌)
VARIOUS ARTISTS
『Dame Dash Presents Dream Team』 Roc-A-Fella/Def Jam(2002)
ロッカフェラの止められない勢いを示すCD2枚組。1枚はチーム所属者全員で攻めまくるコンピ。もう1枚はロッカフェラ製作映画「Paid In Full」のサントラになっている。何とCEOのデイモン・ダッシュもラッパー・デビュー!!(出嶌)
VARIOUS ARTISTS
『Doggystyle Allstars : Welcome To Tha House, Vol. 1』 Doggystyle/MCA(2002)
スヌープが重い腰を上げて立ち上げたレーベルの顔見せ的コンピ。ジャケから漂うPファンク的ヴァイブを随所に感じさせる趣味丸出しな内容に仕上がっており、やっぱゲームの楽しみ方を心得てる。ヴェテラン起用法の上手さも流石。(Masso)
WC
『Ghetto Heisman』 Def Jam(2002)
ウェッサイの番長グループ=ウェストサイド・コネクションのメンバーでもあるこの超ヴェテラン。強靭な足腰に支えられた強腕で常にフルスウィング、というスタイルで14シーズンも活躍してきたが、デフ・ジャムへ移籍した本作で、ついに初の西海岸地区MVPを獲得。(小渕)
XZIBIT
『Man Vs. Machine』 Loud(2002)
もともと面構えからしてメジャーリーガーっぽいイグジビットは、ドクター・ドレーとの出会いで一気に打撃の才能を開花させた豪腕スラッガー。ドレー絡みでは2枚目となる今作では、大振りしない巧みなフロウも採り入れてまたもMVP級のヒットを記録。努力を怠らない天才肌。(出嶌)
LIL WAYNE
『500 Degreez』 Cash Money/Universal(2002)
次々とスター選手が離脱していくなか、チームを救う適時打となった一枚。成長著しいウェインのラップもさることながら、勝因は名伯楽マニー・フレッシュの存在。フッ切れまくったメジャー度全開のビートメイクは、いまだ進化途中でケツの穴相当デカし。(Masso)
SHADE SHIEST
『Informal Introduction』 Baby Ree/MCA(2001)
なかなか新しいスターが生まれてこない西海岸地区にあって、かねてから期待を集めていた有望新人、シェイド・シャイストがついにスタジアムにお目見え。DJクイックやティンバランドといった大物と渡り合う姿に明日のスターを見た。(出嶌)
TRICK DADDY
『Thug Holiday』 Slip-N-Slide/Atlantic(2002)
マイアミ・ローカルからゲームに本格参戦。布陣もメジャー仕様にガッチリとチェンジし、緩くグルーヴする“All I Need”や軽めなビートの“In Da Wind”などなどサウンドの幅も広がりを見せる。ベイビー&スカーフェイスとの共演もアリで好きモンはニヤリ、だ。(Masso)
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