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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年02月06日 14:00

更新: 2003年03月20日 13:33

ソース: 『bounce』 239号(2002/12/25)

文/小渕 晃、出嶌 孝次、Masso 187um

NAS
『Stillmatic』 Ill Will/Columbia(2001)

『Illmatic』を思わせるラージ・プロフェッサーとの再会やメガハーツとのフレッシュな共演などの豪速球だけでなく、“Rule”のようなベタな変化球(?)をも完全に身に付け、もはや無敵の存在へ。彼は『Illmatic』だけ最高とかいまさら言う輩(もういない?)は信用するな。(Masso)

N.O.R.E.
『God's Favorite』 Def Jam(2002)

メジャー・リーグにラテン系プレイヤーは欠かせないが、なかでもこの〈ノリちゃん〉はネプチューンズと相性抜群の人気者。この改名作でも5曲で合体し、“Grimey”“Nothin'”“Full Mode”と3発ものホームランをかっ飛ばし、デフ・ジャムの優勝に貢献した。(小渕)

VARIOUS ARTISTS
『QB's Finest』 Ill Will/Columbia(2000)

ナズがクィーンズの無法者たちを集めてパッケージした、イル・ウィル第1弾。舎弟のブレイヴハーツと共に必要以上のバカ騒ぎを繰り広げた“Oochy Wally”は妄信的なファンをガッカリさせたが、フロアの支持は過去最高!? そういうもんですよ。(出嶌)

MOBB DEEP
『Infamy』 Loud(2002)

常に変わらぬクィーンズ独特の殺伐とした空気を漂わす最強バッテリー。ゲームの動向なんぞ無関心に己の仕事を黙々とこなすゴルゴ13的ストイックさ、ハードボイルドさを今作でも強く印象付けられる。過剰な演出を求めぬストリート気質なやり方に惚れてるヤツは多いはずだ。(Masso)

EMINEM
『The Eminem Show』 Aftermath/Interscope(2002)

ジェイ・Zのプロデュースを手掛けた後にリリースした本作は、より身内中心のタイトな内容でまたも罵詈雑言の嵐。しかもこの後にはナズの『God' Son』にプロデュース参加! 八方破れに見せかけたショウマンはゲームの盛り上げ方を恐ろしく心得ている。(出嶌)

CORMEGA
『The True Meaning』 Landspeed(2002)

ナズを中心としたクィーンズの生え抜きユニット、ファームの期待株だったのに、〈フロントがアホやから〉とばかりに離脱して“Fuck Nas”を放った鉄砲玉。インディーの特性を活かし、言いたい放題を貫くことでゲームに絡んでいくやり口はこの2作目でも鋭い。(出嶌)

JAY-Z
『The Blueprint』 Roc-A-Fella/Def Jam(2001)

ティンバランドやスウィズ・ビーツらと組んで常に最新の音を採り入れてきたジガが、ほぼ身内だけで作り上げたシンプルな革新作。本作が決定づけた大ヒット・ルーティンであるオールド・ソウル使いのメランコリックなトラックは、2002年も多くの選手に模倣された。(出嶌)

STATE PROPERTY
『Soundtrack』 Roc-A-Fella/Def Jam(2002)

ブルックリンが本拠地の人気チーム=ロッカフェラが、注目のフィラデルフィアに若手育成所を設立。コワ~い所長のビーニー・シーゲルをはじめ、メジャー入りも近いフリーウェイら6選手のプレイはまだ荒削りだが、ジェイ・Z監督は合格点を出したようだ。(小渕)

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