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特集

THE HIT PARADE 歌謡戦線に躍り出たユーミン・ソングたち

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2003年01月16日 13:00

更新: 2003年03月13日 18:00

ソース: 『bounce』 239号(2002/12/25)

文/久保田泰平

 他者に書き下ろした楽曲やカヴァーされた楽曲でもヒット・チャートを賑わせたユーミン。山下達郎、桑田佳祐らといったアーティストもそうではあるけれど、ユーミンの場合、その数が尋常じゃない。高校1年のときに作曲し、加橋かつみが歌った“愛は突然に…”(71年)が、自演他演を含めて最初のユーミン・ソングとなり、その後……ときには呉田軽穂(くれたかるほ)のペンネームで……数えればキリがありません。それだけ多くの楽曲を手掛けた(依頼された)ということは単純にすごいことですが、それもひとえにユーミンの器用なソングライティング・センスあってのこと。シンガー・ソングライターが他者に楽曲を提供した場合、作者のクセというものが大抵は出てしまうものなのですが、ユーミンの場合は一聴してユーミンとはわからないほど、広いタイプの楽曲を作り上げているのです。ここでは、そんなユーミン・ソング(勝手に)ベストテンをお送りします。それではいってみましょう、今週の第10位~!

松田聖子
赤いスイートピー(曲・呉田軽穂/1982)
〈ぶりっ子〉と敬遠気味だった女子諸君も彼女に振り向いた。以降、“時間の国のアリス”までのシングルをユーミンが手掛ける。


田原俊彦『A面コレクション』(ポニーキャニオン)

田原俊彦
銀河の神話(曲・呉田軽穂/1985)
デビュー5年目、アイドルとしての賞味期限がそろそろ……って時期のTOSHIも、いま思えばかっこよかった。隠れた名曲。

薬師丸ひろ子
Woman“Wの悲劇”より(曲・呉田軽穂/1982)
ニューミュージック路線で攻めた彼女の歌手キャリア。来生たかお、大滝詠一、そしてユーミン・ワールドも通過。

原田知世
時をかける少女(詞曲・松任谷由実/1983)
角川三人娘の末っ娘も、同名映画とユーミンのグッド・メロディーによって、タイトルどおりのスターになりました。

バンバン
「いちご白書」をもう一度(詞曲・荒井由実/1975)
自演他演含めて、初のNo.1ヒット曲。4年後、“SACHIKO”をヒットさせたばんばひろふみは、〈五輪歌手〉と呼ばれました

ハイ・ファイ・セット
卒業写真(詞曲・荒井由実/1975)
この麗しきハーモニーは、ユーミンの自演では味わえない。翌年のアルバム『ファッショナブル・ラヴァー』はユーミン一色に。


小林麻美『ベスト・コレクション』(ソニー)

小林麻美
雨音はショパンの調べ(詞・松任谷由実/1984)
原曲はイタリアのシンガー、ガゼボのヒット曲“I Like Chopin”。哀愁メロにユーミン・ワードを乗せ、欧州ブームを日本に投下。


ブレッド&バター『ベスト』(BMGファンハウス)

ブレッド&バター
特別な気持ちで(詞・呉田軽穂/1984)
こちらの原曲はスティーヴィー・ワンダー“I Just Called To Say I Love You”。細野晴臣による、ラウンジーなアレンジもグー。

石川ひとみ
まちぶせ(詞曲・荒井由実/1981)
76年に三木聖子が歌ってヒットさせた、元祖ストーカー・ソング。色気高めな石川盤もヒット。ユーミンも96年にセルフ・カヴァー。


沢田研二『Royal Straight Flush 1971-1979』(東芝EMI)

沢田研二
ウインクでさよなら(詞・荒井由実/1976)
安井かずみ、阿久悠が仕立てた70'sジュリーの世界に記したユーミンの詞と、(当時の)ジュリーのカーリー・ヘアは貴重な歴史。

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