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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月24日 18:00

更新: 2003年03月12日 19:40

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/JAM、出嶌孝次、林 剛


JEAN CARNE
Closer Than Close : Very Best Of
 Philadelphia International/Right Stuff
ルー・ロウルズと同じく本籍をジャズに置く彼女がPIRと契約したのは76年。彼女のジャズ資質とレオン・ハフの音楽家としての才覚が真正面から衝突したPIR産の作品はどれも傑作の誉れ高いものばかり。そんなPIR時代のベスト盤が本作で、人気曲“Don't Let It Go To Your Head”ももちろん収録。(JAM)

THE JONESES
The Joneses
 Epic/エピック(1977)
NYを拠点に活動してきたジョーンジズのシグマ録音盤がこのたび待望の世界初CD化! プロデュースはボビー・イーライ。フィリーの粋が編み出す流麗なバッキングと、ジミー・リチャードソンのテナーが鮮やか。冒頭を華やかに彩る“Who Loves You”や“(If I Could Have)Your Love For A Song”のスムーズなグルーヴが最高です!(出嶌)


THE JONES GIRLS
The Best Of The Jones Girls
 Philadelphia International/Right Stuff 
後期PIRを代表する姉妹3人組。PIR以前にもホット・ワックス/インヴィクタス傍系のミュージック・マーチャントやカートムにシングル作も残しているが、彼女たちの魅力が開花したとなればやはりこのフィリー録音に尽きる。独特で雅びやかなハーモニー・スタイルはまさにフィリーの宝である。(JAM)

SPINNERS
Spinners
 Atlantic/Rhino(1973)
“It's A Shame”という大ヒットを放ちながらも、モータウンで満足のいく待遇を受けられなかったこの名門グループはフィリーを新天地に選び、“I'll Be Around”の大ヒットで華麗過ぎる再スタートを切っている。トム・ベルの手捌きも美しいこの73年作は、燦然と輝くフィリー・ソウルの名盤中の名盤である。(JAM)

BLUE MAGIC
The Best Of Blue Magic
 Rhino 
同じファルセット・リードを押し出した連中ゆえ、デビュー当初はスタイリスティックスの亜流的な捉え方もされたグループだが、フィリー本来の甘美な音世界を忠実に綴り続けてくれたのは、このブルー・マジックのほうだ。このベスト盤で、いまもなお眩しいフィリー・クラシック“Side Show”に始まる輝きを再確認してほしい。(JAM)


EXTACY, PASSION & PAIN
Good Things : The Roulette Recordings 1973-1977
 Roulette/Westside
“Touch And Go”がハウス/ガラージ文脈でも人気の、バーバラ・ロイ(ヴォーカル/ギター)を中心とするNY出身の6人組バンド。ボビー・マーティン指揮による黄金期のMFSBサウンドに乗せて、ダンサーにバラードにと、ディープなヴォーカルで歌い倒すバーバラがカッコいい。彼らこそハウスの原点!?(林)


HONEY & THE BEES
Come Get It : The Complete Josie Recording 1970 -1971
 Josie/Westside
サルソウル仕事でお馴染みの名裏方、アラン・フェルダーの妹を含むギャル4人組。アークティック時代に続く70年代初頭のジョシー録音には、ジミー・ビショップやノーマン・ハリスらによる初期フィリーの傑作曲が目白押し。大ヒットこそないが、フィリー女性グループのお手本的存在として無視できない。(林)


WILLIAM DEVAUGHN
Be Thankful For What You Got
 Chelsea/Collectable(1974)
ワシントンDC出身のシンガー。マッシヴ・アタックのカヴァーも有名な表題曲が全米4位を記録して話題になった人で、歌い方はカーティス・メイフィールドからの影響が強い。プロデューサーはMFSB~トランプスのサックス奏者であるジョン・デイヴィスで、ゆるやかなMFSBサウンドに乗せて朴訥と歌う。(林)


LEON HUFF
Here To Create Music
 Philadelphia International/Right Stuff(1980)
PIR作品も平淡に聴くとギャンブル&ハフとの間にどのような役割分担があったのかがわかりにくいものだが、レオン・ハフが80年になってソロでまとめたこの作品に接すると、PIRのミュージカル・コンセプトを支配していたのが彼だったことがおおよそわかる。彼個人の才を確認するには格好の一枚だ。(JAM)

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