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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月24日 18:00

更新: 2003年03月12日 19:40

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/JAM、出嶌孝次、林 剛

フィリー・ソウルの神髄はまだまだあります!!

EUGINE WILDE
The Greatest Hits
 Empire
80年代、フィリー・ソウル冬の時代にひとり気を吐いたマイアミ出身の熱唱系シンガー。“Gotta Get You Home Tonight”のマーヴィン・ゲイ節ばかりが話題となる彼だが、バニー・シグラーらによる80年代スタイルの電化フィリー・サウンドにも注目したい。バック・コーラスにはテリー・ウェルズらのフィリー女性も参加。(林)

THE JACKSONS
The Jacksons
 Epic(1976)
名前を変えてモータウンから脱走したジャクソン兄弟の出直し作はギャンブル&ハフを迎えたフィリー録音に。ジャクソン5時代にはデルフォニックスやスタイリスティックスといったフィリーの美メロを歌ったマイケルだが、ここでは絹のようなグルーヴと完全に一体化して美しすぎる歌唱を聴かせる。超名曲“Show You The Way To Go”で悶絶必至。(出嶌)


BARBARA MASON
The Best Of The Buddah Years
 Buddah/Arista
アークティックでの65年ヒット“Yes, I'm Ready”で知られるフィリー出身の歌姫。ブッダ移籍後はシカゴ録音の“Give Me Your Love”で名を上げたが、やはりMFSBバックのフィリー録音が一番似合う。アンニュイなヴォーカルが悩ましい彼女、“Me And Mr. Jones”なんてビリー・ポールへのアンサー・ソングも歌ってます。(林)

KEITH BARROW
Keith Barrow
 Columbia/ソニー(1977)
ボビー・イーライがトータル・プロデュースを受け持った77年の名盤。キース・バロウはシカゴ出身で、コロムビア入りする前にはジュウェルでゴスペル・アルバムも作っていたシンガーだが、全編がフィリー録音となったこのアルバムの成功で忘れじの人となった。ダンサーもバラッドも、純フィリーな名品揃い。(JAM)

REGINA BELLE
Reachin' Back
 Columbia(1995)
フィリー出身のニック・マルティネリとも縁深いレジーナ・ベル。そんな彼女が一枚まるごと大好きなオールド・フィリー曲をカヴァーしたのが本作。スピナーズ、テディ・ペンダーグラス、スタイリスティックス、オージェイズ、ブルー・マジックらの名曲を愛情たっぷりに歌い上げるレジーナに、ただただ感動です。(林)

JERRY BUTLER
The Philadelphia Sessions
 Mercury
元インプレッションズで、ダンディズム溢れる歌声がとにかく粋なシカゴの名シンガー。本作は60年代後半にギャンブル&ハフらのもとでフィリー録音したアルバム2作を中心にまとめた編集盤。“Only The Strong Survive”や“Hey, Western Union Man”はギャンブル&ハフにとっても初期の代表曲だ。なお、70年代後半にはPIR録音も。(林)


BRENDA & THE TABULATIONS
Dry Your Eyes
 Dionn/J/G(1967)
紅一点のブレンダ・ペイトンに男性3人を加えたフィリー出身の4人組ヴォーカル・グループ。地元のディオンから出されたこのデビュー作は、60年代ポップスなどのカヴァーが半数近くを占めるオールディーズ色の強い内容だが、初期フィリーの薫り漂う忘れ難き一枚である。なお、77年のフィリー録音盤も人気がある。(林)


THE AMBASSADORS
Soul Summit
 Arctic/J/G(1967)
フィリー出身の男性5人組(うち3人は後にクリーム・デ・ココアへ加入)による唯一のアルバム。制作はジミー・ビショップで、演奏にはレオン・ハフやMFSBの面々がこぞって参加し、甘酸っぱくもソリッドな初期フィリーの傑作に仕上げている。“Ain't Got The Love”はピート・ロック& CLスムーズによるネタ使いでもお馴染み。(林)

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