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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月24日 18:00

更新: 2003年03月12日 19:40

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/出嶌孝次

 ギャンブル&ハフもインタヴューで語っているように、フィリー・ソウル黄金時代には意外とも思える面々がフィラデルフィア・レコーディングを敢行している。まずは、ギャンブル&ハフ制作のもとラベルと組んでソウル・カヴァー集『Gonna Take A Miracle』を残しているローラ・ニーロ。まだ〈フィリー・サウンド〉が完全に確立する前の71年録音ゆえに、ノーザン・ビートも多いが、私生活でも仲が良かったというローラとパティの絡みは抜群。フィリー人気の爆発後にはまずデヴィッド・ボウイがシグマに詣で、エルトン・ジョンはトム・ベルと楽曲も共作しつつフィリー録音。ロバート・パーマーは『Double Fun』の半分をトム・モウルトンに委ねて華麗にキメた。他にもアリス・クーパー、ダスティ・スプリングフィールドもフィリーを詣でている。なお、ソウル方面のフィリー詣でを流行らせたのはウィルソン・ピケットで、他にもカーティス・メイフィールド、ジェリー・バトラー、ディオンヌ・ワーウィック、ウィスパーズらがフィリー・サウンドを求めた。さらには、あのヴィレッジ・ピープル“Macho Man”の強靱なリズム・セクションがフィリー詣での産物なのにもビックリ。


エルトン・ジョン『The Complete Thom Bell Sessions』(MCA)


ウィルソン・ピケット『In Philadelphia』(Atlantic)

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