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ギャンブル&ハフのレーベル設立あれこれ

 ギャンブル&ハフといえば、フィラデルフィア・インターナショナル(PIR)。PIRは、70年に当時クライヴ・デイヴィス(アリスタ代表を経て現在はJを主宰)が仕切っていたCBSコロムビア傘下に設立されて有名になったが、実はふたりのスタートはPIRからではなく、65年に設立されたエクセルというレーベルからだった。このエクセルはほどなくしてギャンブルと改名し、イントゥルーダーズのヒットで大当たり。と同時に60年代末、ふたりはチェス傘下にネプチューンというレーベルも立ち上げ、オージェイズらを獲得している。だが、結局ネプチューンは短命に終わり、その後に誕生したのがPIRだったのだ。PIRはまだ運営を続けていたギャンブルや74年に立ち上げたTSOPといったサブ・レーベル、またベイカー=ハリス=ヤングのゴールデン・フリースなどを傘下に収め、70年代のトップ・レーベルとして君臨した。80年代以降は若干衰退したものの、EMIやズーなどの配給などを得ながらしぶとく活動を続け、現在も若手の育成に励んでいる。


ネプチューン時代の楽曲が聴けるオージェイズ『O'Jays In Philadelphia』(Epic)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月24日 18:00

更新: 2003年03月12日 19:40

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/林 剛

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