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特集

Guns N' Roses

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2002年10月24日 15:00

更新: 2003年03月13日 18:20

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/増田 勇一

5つの個性と才能がぶつかり合って生まれた奇跡のロックンロール・アルバム『Appetite For Destruction』から15年。とうとうオリジナル・メンバーが彼――アクセル・ローズだけになったガンズ&ローゼズが完全復活に向けて動きだした。この夏の〈SUMMER SONIC〉でもその勇姿を日本のファンに見せつけたガンズは、いまも彼らが最強/最高のバンドであることを示したのである。彼らは〈伝説〉ではない。さあ、今一度彼らのジャングルへと迷いこむのだ!!

 2002年8月17日、アクセル・ローズは間違いなく千葉マリンスタジアムのステージに立っていた。次の晩にも、確実に〈SUMMER SONIC〉大阪公演の最終幕を飾っていた。21世紀2度目の夏が、まさかガンズ&ローゼズ来日と共に記憶されることになろうとは思ってもみなかった。

 1985年、ロサンゼルス。ガンズ&ローゼズはそこで産声をあげた。ごく単純に、ハリウッド・ローズのヴォーカリストだったアクセル・ローズと、LAガンズのギタリスト、トレイシー・ガンズの合体を起点としたことがこのバンド名の由来となった。そのトレイシーもほどなく離脱し、同年6月にはアクセルを中心にスラッシュ(ギター)、イジー・ストラドリン(ギター)、ダフ・マッケイガン(ベース)、スティーヴン・アドラー(ドラムス)という顔ぶれが出揃う。この5人がサンセット・ストリップ界隈の新しい〈顔〉になるのにさほど時間はかからなかった。

 翌86年に自主制作による『Live!?★@Like A Suicide』を発表すると、金を握ったオトナたちが動き始め、甘い話を持ちかけるようになる。結果、ゲフィンの敏腕A&R、トム・ズータウの目に留まり同社と契約。翌年夏に発表した『Appetite For Destruction』が、結果、伝説化する。全米だけに限っても、現在に至るまでに2,000万枚近くを売り尽くしてきたこの作品こそが、そのリリースから15年を経た現在もガンズ&ローゼズの代名詞であり続けている。

 事実、〈SUMMER SONIC〉のステージでも演奏メニューの核となっていたのは間違いなくこのアルバムだった。そして、15年前のガンズを原体験しているはずのない世代の観衆がそのライヴ・パフォーマンスに熱狂し、自分たちとさほど年齢の代わらない楽曲たちを歌いまくっていた。まさに空白の時間が埋められた瞬間だった。

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