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Four To The Philly この街にはいくつトピックがあるの!?(3)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月17日 18:00

更新: 2003年03月20日 15:10

ソース: 『bounce』 235号(2002/8/25)

文/轟ひろみ、林 剛

フィリー産ヒップホップの世界

 ジャジー・ジェフいわく「フィラデルフィアのシーンはすごく多面的なんだ。だから、ヒップホップといっても幅広いタイプのアーティストがいる」とのこと。当然のようにこの発言がこのコラムの結論なんですが、フィリーのヒップホップというと、やっぱりルーツ一派のイメージが強いはず。ルーツ以前のフィリー・ヒップホップ(こんな括られ方はもちろんなかったけど)でもっとも著名なジャジー・ジェフに続いて、DJキャッシュマネーが現れたからといってコスリ師の多い土地かといえば、そうでもないし。いまなお現役のスクーリーDのようなオールドスクーラーもいるし、いろいろです。近年は、フィリーのことをたまにレペゼンしつつも、それほど土着感をウリにしないアーティストが増えてきてます。ビーニー・シーゲルやイヴはNYのクルーで、〈フィラフォルニアのジガ〉なんて自称しているコラプトは西海岸で、それぞれがフィリー出身であることをアピールしているようにも思えますし、フィリーズ・モスト・ウォンテッドのサウンドがモロに南部モードだったり、メジャー・フィガズはオールド・スクールにも通じる路上感強めな集団MCものだったり、本当にさまざまなんですね。まあ、そんなのはどこの土地も同じよ、とか言わないで……。

 そんななかで比較的ルーツに近いテイストを持つのが、フィリーのレーベルであるアントラからデビューしたスプークス(写真)。女性ヴォーカリストのミン・ジアを擁する彼らは、シャーデーとルーツの中間に位置するような、不思議な音楽性を持った注目のグループです。(轟)


スクーリーD『Funk 'N Pussy』(PSK)


フィリーズ・モスト・ウォンテッド『Philly's Most Wanted』(Atlantic)


メジャー・フィガズ『Figgas 4 Life』(Ruffnation)

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