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ところで、ラリー・ゴールドってダレ?

元MFSB~サルソウル・オーケストラのチェロ奏者にして、現在はジル・スコットなどのネオ・フィリー作品を中心に優雅なストリングス・アレンジを手掛けるラリー・ゴールド。かつてマクファデン&ホワイトヘッドのデビュー作でアレンジを担当し、その片割れの息子たちが組んだホワイトヘッド・ブラザーズの94年作にも関与するなど、何世代にも渡って支持され、ルーツの拠点であるザ・スタジオのオーナーとしても多忙な日々を送っている。

そんなラリーの弦アレンジを一躍有名にした曲といえば、やはりブランディ&モニカの“The Boy Is Mine”だろう。同曲をプロデュースしたロドニー・ジャーキンズなどはラリーのストリングスを求めてザ・スタジオに頻繁に足を運んでいるほど。他にもドゥルー・ヒル、インディア・アリー、ジャギド・エッジ、つい先日にはトリニティ5:7の新作と、各方面からオファーが殺到している。30年以上もフィリーのシーンを見守り続け、地元の若手指導にもあたる心優しいボス。ラリーの忙しい日々はこれからも続きそうだ。

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年10月17日 18:00

更新: 2003年03月20日 15:10

ソース: 『bounce』 235号(2002/8/25)

文/林 剛

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