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LOUDER THAN A BOMB !! 一世を風靡した、ボム・スクワッドの騒やかなプロダクション

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2002年08月22日 16:00

更新: 2003年03月13日 18:47

ソース: 『bounce』 234号(2002/7/25)

文/小渕 晃

 ハンク&キースのショックリー兄弟に、エリック“ヴェトナム”サドラー、そしてカール・ライダー(チャックD)の4人から成ったボム・スクワッド。彼らはカレッジ・ラジオなどでの活動を経て、トゥルー・マスマティックス作品などでプロデュース業を本格的に始めている。そして、制作総指揮官だったリック・ルービン色も強いPEのデビュー作『Yo! Bum Rush The Show』を経て、次作『It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back』で早くも唯一無二の音世界を確立(中心人物はハンクとチャックD)。その最大の特徴は異常なまでのテンションの高さで、とにかく〈メッセージを届けること〉を目的としていたパブリック・エナミーには不可欠な、良くも悪くも耳について聴く者を煽る狂騒サウンドだった。ただ、ノイズが目立ちはしたけれど根っこに骨太なファンキー・ビートがあったからこそ、ヒップホップとしても機能したのだ(←ここ重要)。その後、泣く子も黙るアイス・キューブの初ソロ作『Amerikkka's Most Wanted』も手掛けて勢いに乗った彼らは、みずからのレーベル、S.O.U.L.(Sound Of Urban Listeners)を設立。そこからヤング・ブラック・ティーンエイジャーズやサン・オブ・バザークらを、そしてサントラ『Juice』を送り出したが、結果的にはそのころがキャリアのピークだったようだ。シーンが成熟してレイドバックしたヴァイブを求めるようになり、西ではGファンク、東ではジャジーなビートが量産されるようになると、ボム・スクワッドの〈初期衝動の固まり〉のようなビートはその役目を終えていったのだった。


ヤング・ブラック・ティーンエイジャーズ『Young Black Teenagers』(S.O.U.L./MCA)


サン・オブ・バザーク『Bazerk Bazerk Bazerk』(S.O.U.L./MCA)

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