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特集

パブリック・エナミーを知るための7枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2002年08月22日 16:00

更新: 2003年03月13日 18:47

ソース: 『bounce』 234号(2002/7/25)

文/出嶌 孝次

Yo! Bum Rush The Show
Def Jam(1987)
ハンク・ショックリー&チャックDが骨子を作り、ビル・ステフニーがまとめたデビュー作。総監督であるリック・ルービンのアイデアが時代遅れだと決定づけてしまったハンクの創造性が凄い。“Public Enemy No. 1”の歪んだ突進性はいまなお有効ですわん、わんわんわん。

It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back
Def Jam(1988)
社会の敵→体制の敵という微妙なシフト・チェンジが功を奏し、チャックのアジテーション口調、フレイヴの道化節、ハンクの突進サウンド、と飛躍的にサウンドが完成された超傑作。トータル・アルバムとしての完成度はヒップホップ史上五指に入るとの声も。

Fear Of A Black Planet
Def Jam(1990)
4人体制のボム・スクワッド(名称はここで初登場)による唯一の作品。切り刻まれたサンプルと緻密な打ち込みが太いループに轟く力作。フレイヴのソロ“911 Is A Joke”、アイス・キューブとビッグ・ダディ・ケインをゲストに迎えた“Burn Hollywood Burn”など重要曲多し。

Apocalypse 91...The Enemy Strikes Black
Def Jam(1991)
ゲイリー・Gウィズを擁するインペリアル・グランド・ミニスターズ・オブ・ファンクがプロデュースにあたり、前2作のイメージを模した音が中心。ヒップホップ的なグルーヴ感は薄まり、サウンドは轟音を以て良しとする、よりロック的な感じに。もちろん最大のセールスを記録。

Muse Sick-N-Hour Mess Age
Def Jam(1994)
あらゆる足場から浮いていた時期のPE。所属するデフ・ジャムへの怒りも露に、激しくまくしたてるチャックDだが、生ドラムを採用した新機軸より、簡素なブレイクスで組み立てた“Give It Up”などにかつての熱さが漲っているのは皮肉か。それでもゴールド・ディスクを獲得。

He Got Game
Def Jam(1998)
スパイク・リー監督作品のサントラでもあるデフ・ジャムとの手切れ作。グリフが復帰し、ハンク&キースが久々に音を手掛けている。“For What It's Worth”ネタでスティーヴン・スティルス本人を迎えたタイトル曲など、(PEならではの色は薄いながらも)佳曲が並ぶ意欲作。

There's A Poison Goin' On
Atomic Pop(1999)
独立後第1作。ボム・スクワッドのファンだったというトムE・ホークが全編を手掛けたせいか、ふたたび〈PE的なるサウンド〉に収まった感もあり、ここ数作ではもっともファンに望ましい内容かも? 劇画的なトラックに乗ったチャックも、ひときわ饒舌に世相を斬りまくり。

OTHERDISCOGRAPHIC

PUBLIC ENEMY
Greatest Misses (1992)
Bring The Noise 2000 Volume 1 (2000)
Revolvalution(2002)

CHUCK D
Autobiography Of Mistachuck(1996)

PROFESSOR GLIFF
Pawns In The Game(1990)
Kao's II Wiz-7-Dome(1991)
Disturb N Tha Peace(1992)
Blood Of The Profit(1998)
And The Word Became Flesh(2001)

TERMINATOR X
Terminator X & The Valley Of The Jeep Beets(1991)
Super Bad(1994)

CONFRONTATION CAMP
Objects In The Mirror Are Closer Than They Appear(2000)

インタビュー