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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年07月17日 20:00

更新: 2003年03月20日 15:06

ソース: 『bounce』 233号(2002/6/25)

文/村尾泰郎

イギリスでの大ブレイクを経ていまや世界が注目。スウェーデンから颯爽と登場したガレージ騎士団、ハイヴス。そのサウンドに触れろ!


 いや、いまやなにをおいてもハイヴスなのだ。ポップトーンズからリリースされた編集盤『Your New Favorite Band』がイギリスでブレイク、スウェーデンから現れた5人組はいまやロックンロールVIPとして世界を練り歩いている。スウェーデンといえば、アバやカーディガンズなど、爽やかなポップスの印象が強いが、ハイヴスが所属するバーニング・ハートは、ミレンコリンやノーファン・アット・オールなどを世界に配信する屈指のパンク・レーベルだったり、最近ではサハラ・ホットナイツ(↓)なんてバンドも登場するなど、彼の国はロックンロール指数急上昇国でもあるのだ。

 そんなハイヴスが結成されたのは93年。ファルゲスタという工業都市だというから(ここは強引に)デトロイトを連想しないわけにはいかない。当時14~15歳だったメンバーが、ランディ・フィツシモンズなる謎の男から日時と場所のみが記されたメモをそれぞれに受け取ったことからバンドの歴史は始まる。以降、バンドの全曲の作詞/作曲を手掛けることになるこの正体不明の人物(とバンドは言い張っている。疑うなかれ!)のもとで、バンドはその恐るべきパワーを覚醒させていったのだ。そのスピード感、一歩も退かないガッツ──それはまるでストゥージズが洗濯機の中で暴れているみたいな近寄りがたいバカ騒ぎの連続で、ひしゃげた音の塊が顔面にブツかってくる。とりわけアラン・マッギーも惚れたハウリン・ペレ・アームクヴィストのヴォーカル・パフォーマンスときたら! アランでなくともチビリます。そんなわけで〈サマー・ソニック〉で彼らと対決したい人は、パンツの替えをお忘れなく。

上から、ハイヴスの97年作『Barely Legal』、99年作『Veni Vidi Vicious』(共にBurning Heart)

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