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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2002年05月23日 21:00

更新: 2003年03月13日 19:00

ソース: 『bounce』 231号(2002/4/25)

文/一ノ木裕之

いまや土地で音楽を括ることにどこまで意味があるかわからないけれど、オハイオ州シンシナティーという土地に熱い視線が注がれるとしたら、ローン・カタリスツとファイヴ・ディーズ周辺がその台風の目であることだけは間違いない。かたやローン・カタリスツはグループとしてのアルバムをリリースする一方、J・ロウルズ、J・サンズそれぞれがソロ活動に着手。B.U.K.A.から、地元愛の現われともいえるコンピレーションを一枚リリースしている。

 一方、ファイヴ・ディーズはグループのアルバムのほか、ファット・ジョン個人の動きも盛ん。ソロ・アルバムとプロデュース/リミックス業で〈ネクスト・スピナ〉的手腕を見せると同時に、自己のレーベル、カウンターフロウで出身地にとらわれぬ才能の発掘にいそしんでいる。なお、J・ロウルズとファット・ジョンはユニット=3582という形での合流も果たしており、今後どんな共闘を見せていくかにも注目が集まるところだろう。

左から、ローン・カタリスツのファースト・アルバム『Hip Hop』(B.U.K.A.)、J・ロウルズ『The Essence Of J. Rawls』(Grooveattack)、B.U.K.A.のコンピ『Bringing It Home Volume One』(B.U.K.A.)、ファット・ジョン・ザ・アンプル・ソウル・フィジシャン『Wave Motion』(トライエイト)

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