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特集

ブラジルが生んだディーヴァたちの、艶やかなファッションを盗め!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2002年04月18日 05:00

更新: 2003年03月13日 18:06

ソース: 『bounce』 230号(2002/3/25)

文/大石 始

アストラッド・ジルベルト
『A Certain Smile A Certain Sadness』
Verve

なんともお嬢様チックなファッションに包まれて、アストラッド嬢、ロッキン・チェアーに揺られてご機嫌なご様子。一見、ウィッグのような髪型がアストラッド流のお嬢様テイストの演出のよう。ジョアン・ジルベルトの妻から世界のアイドルへと駆け上がった彼女ですが、どちらかというと成り上がりライフな彼女の、一本筋の通った根性がガッチリ固められた髪型から読みとることができます。〈可愛いだけじゃなくってよ!〉、そんな声が聞こえてきます。

ナラ・レオン
『Nara Leao』
Mercury

かわいいと言えばかわいいし、○○と言えば○○なナラ・レオン。コケティッシュなそのお顔が栄えるマッシュルーム・カット、ルーズなパンツにタイの組み合わせがオシャレです。デビュー後にトロピカリアの流れに合流し、ブラジルの軍事政権から逃げるようにパリに亡命……とカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルと同じ道を歩んだナラの意志の強さが表れた、なんともクールなポーズが素敵です。たびたび、〈自由〉をテーマに歌を歌った彼女だけに、もちろんシャツを外に出して〈自由〉をアピール。

ガル・コスタ
『India』
Emercy/Universal

60年代末、ブラジルにもサイケデリック・ムーヴメントの波がやって来まして、それは〈トロピカリズモ〉と呼ばれていました。なかでももっとも大胆な脱ぎっぷりを発揮したのがガル・コスタ。どうです、このお姿。ヘソ出しルックならぬ〈ドテ出しルック〉なる勢いです。デビュー当時はもろにサイケデリックなサウンドを売り物にしていたガルですが、ドテ時代はみずからのルーツにより忠実なサウンドを志向していたようで、ゆえにファッションも裸一貫からの再スタートといったところでしょうか。

ヒタ・リー(ムタンチス)
『Build Up』
ユニバーサル

今でいう不思議ちゃん(?)にも、ヒタ・リーの気合いを見習ってほしいものです。お姫様に成りきったコスプレ・ルック。しかも王子様まで2人も従えて、気持ちよく歌うのは奇妙なサイケデリック・ガレージ・パンク。不思議というより不可思議な彼女が、ソロになってからもかわいさを追求するあまり、どんどん妖怪のようになっていくのも仕方がありません。彼女は現在も活動を続けていて、どうやらお姫様を通り越して、魔女のようになってしまったとさ。めでたし、めでたし。

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