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特集

エリス・レジーナを知るための8枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2002年04月18日 05:00

更新: 2003年03月13日 18:06

ソース: 『bounce』 230号(2002/3/25)

文/中原 仁

『Samba Eu Canto Assim』(Philips/ユニバーサル)1965

エドゥ・ロボやバーデン・パウエルの新曲を引っ提げ、19歳の小娘が MPB時代の幕を開けた。パワーだけでなく繊細な情感も備えたディーヴァ誕生。<お控えなすって!>とタンカを切りながら<サンバ、あたしゃこう歌う>と果たし状を叩きつけるようなジャケットも勇ましい。

『In London』(Philips/ユニバーサル)1969

欧州ツアーで大成功を収めた直後、ブラジルのバンドとイギリスのオーケストラをバックに2日間で録音した奇跡の記録。突き抜けるような歌声はロンドンの空から霧を払い、リオの太陽を運んできた。“Corrida De Jangada”“Upa Neguinho”などのクラブ・アンセムも満載。

『Como & Porque』
(Philips/ユニバーサル)1969

ウィルソン・ダス・ネヴィスの多彩なドラミングに乗って“Vera Cruz”“Casa Forte”などを熱唱するエリスは水を得た魚、はたまた鯉の滝のぼり。日本復刻盤では初めてオリジナル・マスターの音源が甦ったうえ、68年パリ録音の4曲がボーナス収録されているのも嬉しい。

『Elis』(Philips/ユニバーサル)1972

セーザル・カマルゴ・マリアーノ(キーボード/アレンジ)との黄金コンビが誕生し、エリス自身も包容力を身につけて大人の歌手へとステップ・アップした。ジョアン・ボスコ作品の初録音 “Bala Com Bala”など当時の新曲を中心に、MPBの水先案内人としての新たな一歩が。


『Elis & Tom』(Philips/ユニバーサル)1974

アントニオ・カルロス・ジョビンとの一期一会の共演。くつろいだフレンドリーな空気のなか、エリスの繊細な表情とともに、ジョビンの音楽のエコロジカルな精神にも触れることができる。“Aguas De Marco”は全世界・全ジャンルに輝くデュエット・パフォーマンスの聖典。

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