耳で聴いたピープル・トゥリー(2)
REM
『Revel』Warner Bros.(2000)
ロックの魂を乗せて、まるで祈るように熱く歌い上げられるヴォーカル。両者に共通するのは、ロックへの信仰に近い熱い思いではないだろうか。エレクトロニクスを身に纏おうと、決してオーディエンスにウソをつかないクソ真面目な創作態度には、聴いている僕らの背筋もいつしかピンと伸びたりして。(村尾)
バービーボーイズ
『BARBEE BOYS』ソニー
よく〈うぉ~っ〉とか叫んでたけど、ボノとは少々趣の違った歌い上げっぷりをみせていた男女ツイン・ヴォーカル、でもそのうしろで鳴っていたのは紛れもなくエッジ先生ばりの分散和音。その主、いまみちともたかのギターと、いまやAYUのバッキングを務めるエンリケのベース・プレイは、カッコよかったなあ。(久保田)
BJORK
『Debut』One Little Indian(1993)
U2が地元アイルランドの若手ミュージシャンを発掘するために設立したレーベル、マザー。そこが発掘したのが、なぜかアイ〈ス〉ランドのシュガーキューブス(ビョーク)だった。ボノを思わせるコブシの入ったヴォーカルは、北国のヴォーカル・スタイルなのか。ネリー・フーパーのプロデュースという縁もあり。(村尾)
COLDPLAY
『Parachutes』EMI(1993)
U2が地元アイルランドの若手ミュージシャンを発掘するために設立したレーベル、マザー。そこが発掘したのが、なぜかアイ〈ス〉ランドのシュガーキューブス(ビョーク)だった。ボノを思わせるコブシの入ったヴォーカルは、北国のヴォーカル・スタイルなのか。ネリー・フーパーのプロデュースという縁もあり。(村尾)
THE LIVING END
『Roll On(EP)』Reprise(2001)
必殺のハードコア・ロカビリー・ビートで彼らがカヴァーしたU2のナンバーは、名曲 “Sunday Bloody Sunday”。最近ではすっかりスタジアム・ロッカーという印象のU2 ですが、このカヴァーを聴くと、初期のハードコアなテンションを思い出します。バンドから、〈生きた伝説〉U2へメッセージ。(宇野)
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