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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2001年12月27日 21:00

更新: 2003年03月07日 19:03

ソース: 『bounce』 228号(2001/12/25)

文/久保田 泰平、ダイサク・ジョビン、出嶌 孝次、村尾 泰郎

リイシュー・アルバムをご紹介
──過去の音源とともに振り返る2001年


JONZUN CREW
『Lost In Space』
(Tommy Boy)

トミー・ボーイが紙ジャケでリイシュー開始、プラネット・パトロールやフォースMD'sと並んで嬉しかったのが、無邪気なB級エレクトロの本作。ターンテーブルロッカーが同時期にネタで使ったり、タイミングもばっちりの2001年宇宙の旅。(出嶌)

MARVIN GAYE
『What's Going On: Delux Edition』
(Motown)

モータウンの倉庫探索が活発だった2001年、最大の目玉は、驚愕の本2CD。リリースの1か月前にデトロイトで施された別ミックスを全曲分収録! 歌の別テイクも多数! 『Let's Get It On』の同種企画にも震えました。(出嶌)

YOUNG-HOLT UNLIMITED
『Plays Super』
(Pヴァイン)

このへんの再臨も延々と続いてますが、本作は彼らが遊び心とヌキ多めに作り上げた、チンケで怪しい73年のカヴァー集。ジャケどおり最高にファンキーです。アイザック"レッド"ホルトらの周辺作もドッと出て大変でした。(出嶌)


LEON WARE
『Musical Massage』
(Expansion)

エロいマッサージより音楽のマッサージ、ってなわけで。まあ、どっちにしろエロいですけど。本作はメロウ職人が編み上げた最高級の衣擦れ。夏~秋に死ぬほどリイシューされたスムーズなソウルやブラコン、AORの代表格として。(出嶌)

BLAZE
『25 Years Later』
(シスコ)

長らく廃盤だったブレイズのファースト・アルバム! ストーリー性のあるコンセプチュアルな作品で、この神がかり的なブラックネスを感じれば、その後のハウスがここから得たものの大きさがよくわかる。シンプルで的を射た空間構築もかえって新鮮だ。(出嶌)

『VIDEO GAME MUSIC』(SCITRON DISCS)

細野晴臣が監修したナムコ製ゲーム・ミュージック(というかサウンド)・アルバム。PSG音源とノイズしか鳴らないゲームはもうないわけで、知らない耳には異世界のパルスのように聴こえたはず。このランダムな耳掃除がリアル80'sなのでした。(出嶌)

PETER IVERS
『Terminal Love』
(ワーナー)

大学教授にしてゲイにしてミュージシャン。そんな複雑な横顔をもつ伝説的シンガー・ソングライターの代表作は、からっぽの空間でサックスと歌声がねちねちと絡む、まさに甘噛みアシッドな味わい。聴くほどにゆらゆらと頭炭酸。(村尾)

BUFFALO SPRINGFIELD
『Buffalo Springfield 』
(Rhino)

ニール・ヤング監修による驚きのタイムカプセル。CD4枚組で時系列に並べられたその足跡は、あまりにデカい。米のみならず、日本のロック・シーンにも影響を与えたバンドのすべてが味わえるロックンロール・ステーキ。レア!(村尾)


BRUCE HAACK
『Electric Lucifer 』
(Book 2 Normal)

子供大好き(いろんな意味で)、奇才電子音楽家ブルース・ハックによる愛と妄想にまみれたエレクトロニカ。79年という時代と無縁に培養された高純度なファンタジーは、押入れで生まれたディズニーランドのよう。容赦なく、へっぽこ。(村尾)

NEU!
『Neu! 2』
(EMI)

テクノ~エレクトロニカのルーツにおいて〈黒い森〉のごとく存在するクラウト・ロッカー、ノイ!。精神性のカケラもないハンマー・ビートは、天国へと続くボケなのかツッコミなのか。なかでも遊びごころたっぷりなこの2作目は、いまだ手垢にまみれぬ無垢な前衛。(村尾)

WENDY & BONNIE
『Genesis』
(Sundazed)

プロデュースを手掛けたゲイリー・マクファーランドのアシッド体験と、13&17歳男子女子の無垢なハーモニーが生んだ奇蹟。当時は名盤と呼ばれることのなかった、でも、いま評価されるべき音楽というものには、これぐらいの驚きが必要。(久保田)

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