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特集

ダリル・ホールのソロ・ワークス

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2001年12月13日 22:00

更新: 2003年03月07日 18:51

ソース: 『bounce』 227号(2001/11/25)

文/荒田 光一

ダリル・ホールがみずからの音楽的器量を量るように、ソロ・プロジェクトに着手したのは77年のこと。ロバート・フリップという触媒でネガ焼きされた異色のコラボレーション『Sacred Songs』は、レコード会社からケチがつき、危うくお蔵入りになりかけたが、音楽評論家やプレスによるリリース懇願の働きかけもあり、80年にやっと陽の目を見る。密やかなアート・ロック志向が透けて見える実験的なサウンドは各方面で話題になるも、セールスには(やはり)結びつかず。2作目の『Three Hearts In The Happy Ending Machine』(86年)では、ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートをプロデューサーに起用。当時の空気を採り入れた音作りにはそれなりの説得力はあったものの、ホール&オーツ人気をカタパルトにしてのヒット連発とはいかなかった。しかし、93年の3作目『Soul Alone』がファミリー・スタンドによるコンテンポラリーなリズム・アプローチの積極注入でソロ・キャリアのランドマークとなり、“I'm In A Philly Mood”に象徴されるフィリー・ソウルへのオマージュも格好のアピールとなった。その3年後には“She's Gone”の再演が話題になった『Can't Stop Dreaming』をリリース。90年代のソロ2作品ではアヴェレージ・ホワイト・バンドのアラン・ゴーリーが(主に作詞家として)重要なパートナーに加わったほか、全体としてホール&オーツの楽曲群との親和性が高くなっており、それがソロ成功の要因にもなっていると思われる。

ダリル・ホールのソロ・アルバムを紹介。


『Three Hearts In The Happy Ending Machine』(RCA)


『Can't Stop Dreaming』(BMG)

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