甘いミルフィーユのようなヴォーカル・グループたち

3LW
『3LW』　Epic（2000）

90年代半ば以降に増殖した702らティーン・ヴォーカル・グループの最新型がこの〈3 Little Women〉。R&Bの範疇を突き破ってしまいそうなポップさも併せ持ってはいるけれど、ここにあるのはキュートで艶っぽいR&Bサウンド。瑞々しいヴォーカルも可愛いし、成長する前にもう一枚は出してほしい！

Exhale
『Exhale』Real Deal／Orpheus／Brownsugar(2001)

イヴェンダー・ホリフィールドのレーベルからあらわれた3人組。アンドレ・ハリスが手掛けた“Chillin' In Your Bentz”が日本でも話題になった。強烈な個性はない代わりにトータルなバランスで聴かせ、曲の粒は揃っている。地味ながら味わい深いインディー作品、と思ってたら、このたび日本盤が登場です！

CO-ED
『Utopia』Universal（2001）

いわゆるアバ編成の〈男女共学〉だそうで、反則ながらここで紹介。地元アトランタのカール・ブリーディングがトータルで制作にあたり、サウス・テイストのビートが中心。イン・ヤン・トゥインズら地元ラッパーとの交流も盛んで、時代の息吹をたっぷり吸い込みつつフレッシュにグループ交際中（違うって）。