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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2001年11月15日 06:00

更新: 2003年04月02日 14:46

ソース: 『bounce』 225号(2001/9/25)

文/桑原 シロー、マランドロン、村尾 泰郎


TODD RUNDGREN
『With A Twist...』
Guardian/EMI/1997

自作代表曲を真剣な表情で大胆にボサノヴァ・リメイクした97年のアルバム。彼のメロディーを聴けば、コードの使い方などにボサの影響を探ることは難くなく、高度でありつつポップというマルコスの音楽性にシンパシーを抱いていても不思議じゃない。リオン・ウェアのカヴァー(“I Want You”ね)入り。(桑原)

AL KOOPER
『I Stand Alone』
ソニー/1969

やたらとコスプレしたがる、気持ち悪いジャケットたち。こと音楽にかけては貪欲過ぎるマニエリスト&フェティシストぶり。奥ゆかしくも厚かましい、ソウル・ミュージックへの憧れと、堂々たる施行。ルーツにうるさいが、コラージュ、プログレ、前衛、どうしてもやってしまう。ナル。これってマルコス?(マランドロン)


FRANCOIS DE ROUBAIX
『Anthologie Vol.2 Play-Time』


長髪、髭を伸ばしたら見分けがつかない。天然に繊細な、やるせないメロディー。冒険的過ぎる音響が、切なさを加速させる。あらゆるヴァリエーションで飽きさせない。どうりでTVや映画の仕事が多く来る。ケミカルなのかナチュラルなのかわからなくなってる。泣ける。海を愛する。まるでマルコスのようだ。(マランドロン)


 
CAN
『Unlimited Edition』
Mute/1976

マルコスといえば〈Mr.Joy〉らしいよね。元祖はもちろんポール・ブレイ。モテる男の出す音にはツヤがあるってことか。音にツヤがある音響絵巻といえばこれ。20世紀を封じ込めた宝石箱だ。なによりもメンバーの気のいい〈Mr.Joy〉ぶりが嬉しい。この増殖ジャケ、ゲルマンの血を引くマルコス、やりたそうだ。(マランドロン)


HYLDON
『Na Rua, Na Chuva, Na Fazenda... 』
Universal/1975

バックがアジムスだが、グループのファーストや、セルジオ・サンパイオ、アナ・マゾッティの作品などで演奏していたこのころと、先日のモンドでサイケなパフォーマンスが同じ人たちだとは信じ難い。このイルドンの75年作は、サンバ・ソウルものとしては最高で、マルコスの『Previsao Do Tempo』並に完璧だ。(マランドロン)

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