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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー(3)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2001年11月15日 15:00

更新: 2003年04月02日 14:44

ソース: 『bounce』 223号(2001/7/25)

文/久保田 泰平、村尾 泰郎、萌木 里、ダイサク・ジョビン


Port of Notes
『Duets With Birds』
クルーエル/2001
イントゥ・ザ・ライト。光の季節に穏やかな眼差しを向け意を決している畠山美由紀のポートレイト。歌が始まれば広がる凛とした空気、親愛なる深遠。陽の輝き、星の瞬きを瑞々しく映しながら。そこに『Smile』以降、明かりはつけておくことにしたローラのスピリチュアル・ロマンスを浮かべて悦に入る夏の夜。(萌木)


吉田美奈子
『扉の冬』
TDKコア/SHOWBOAT/1973
キャラやスタイル以上に、精霊の宿るその声とメロディーこそが2人を越境の姉妹と位置づけているのでは。70年代初頭、冬の日のNYと東京。その風景や心象が、どれくらい重なり合っていたのかを知るうえでの大切な手掛かりとなる正真シティー・ミュージック。キャラメル・ママとの街語り。東京テンダベリー。(萌木)


RICKIE LEE JONES
『Pirates』
Warner Bros./1981
ロウティーンのころから街角で歌い、じゃなくてクラブをまわり、「パンクかけて」とねだっていた女の子たち。その路上の空気をそのままパックした本作は、ローラと同じNYの副産物。スリッツからジョニ・ミッチェルまでを吸収し、女であることを最大の武器とした頼もしいチルドレン。(ダイサク)


NINA SIMONE
『Here Comes The Sun』
RCA/1971
ソウル、ゴスペル、ロック、フォークのエッセンスを混ぜ合わせ、ジャズ・ヴォーカルのワクを越えて自由に歌うニーナ・シモン。そんな彼女に憧れていたのがローラ。表情豊かで説得力があり、女性だけがもつ、広く、大きく、優しく包み込むような歌声で、聴くものの魂を揺り動かすってところが共通項。(ダイサク)


SUZANNE VEGA
『Solitude Standing』
A&M/1987
同じNYでも、どっちかっていうとローラはボブ・ディランで、彼女はルー・リードの影響が大きめ。でも弱冠20歳前後ですでに自分のスタイルを確立してシーンに登場したところや、街角の人間模様を鋭く観察する視点など、80年代にデビューした彼女はニューウェイヴ世代のローラ・ニーロと言えるかも。 (ダイサク)

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