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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2001年11月15日 15:00

更新: 2003年04月02日 14:44

ソース: 『bounce』 223号(2001/7/25)

文/久保田 泰平、村尾 泰郎、萌木 里、ダイサク・ジョビン

ローラ・ニーロをめぐって、音楽の果実……ここに、一本のトゥリーが生まれた




JONI MITCHELL
『Blue』
Reprise/1971
互いに60年代後半~70年代を代表する女性シンガー・ソングライターであるが、その色合いはかなり異なる。(とくに)初期のローラに感じられる〈黒〉というイメージに対し、ジョニは(あえてたとえるなら)〈青〉。異なる色合いながら、どちらも希有な〈発色〉であると見定めたのは、デヴィッド・ゲフィン。(久保田)


ROY AYERS
『Daddy Bug』
Collectable/1969
ローラがそうであったように、彼もまた、自身のテリトリー(彼の場合はジャズ)を越えて〈ソウル〉に歩み寄っていったアーティストのひとり。その道すがら、ローラとすれ違ったのも、なにかの縁。本作では〈Eli〉から“Emmie”を、次作では“Stoned Soul Picnic”をクールにカヴァー。(久保田)


JIMMY WEBB
『Archive』
Warner Bros.
他者への楽曲提供を活動の主としていたジミーと、みずからが歌うことを主としていたローラ。同世代のソングライターながら、才能を披露する場は異なる2人。とはいえ、出世のきっかけは、お互いフィフス・ディメンションのお陰。ローラが〈ぶっとびピクニック〉ならジミーは〈ビートでジャンプ〉。(久保田)


浜田真理子
『mariko』1998

出雲の国に存在する、早くも伝説となりそうな勢いのシンガー・ソングライター。ソングライティングのセンスはもちろん、ピアノと歌だけで構成される本作から感じ取れる、豊か過ぎる表現たるや! ローラの初作を初めて聴いたときのような衝撃。黒いジャケ、黒く長い髪(らしい)までもローラ風。 (久保田)


LUSCIOUS JACKSON
『Natural Ingredients』
Grand Royal/1994
ロウティーンのころから街角で歌い、じゃなくてクラブをまわり、「パンクかけて」とねだっていた女の子たち。その路上の空気をそのままパックした本作は、ローラと同じNYの副産物。スリッツからジョニ・ミッチェルまでを吸収し、女であることを最大の武器とした頼もしいチルドレン。(村尾)

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