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クラシック タワーレコード企画盤 TOP20

2024年のタワー企画盤TOP20は、アニバーサリー・アイテムを中心に従来通りアナログ録音の往年の名盤が多く入る一方で、今年からの新規企画である1980年代以降のデジタル録音の復刻盤が、TOP20のうち8タイトル、ランクインしました。名盤の宝庫であるデジタル初期の音源をSACDハイブリッド盤として一新した各レーベルの音質が支持されてきています。最新の復刻技術を用いて、より年代の幅を広げたタワー企画盤に今後もご期待ください。

1位 モーツァルト:後期交響曲集クーベリック(指揮) バイエルン放送交響楽団

SACD Hybrid

 

チェコの巨匠クーベリックが、バイエルン放送響と1980年6月と10月に録音したモーツァルトの後期交響曲集。作品の内奥から深い情緒を歌い出しつつ、知的な構成力や古典的な客観性とのバランスを完璧に保った名演で、古典的な対向配置も実に効果的。クーベリックが晩年に残してくれたかけがえのない遺産です。

2位 レスピーギ:ローマ三部作ムーティ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団

SACD Hybrid

 

トスカニーニの絶対的名盤以降、ステレオ期以降では最高の演奏と言えるフィラデルフィア管弦楽団との大名盤を世界初SACD化!重厚な音色と安定感ある金管群、そして各ソロの充実ぶりに加え、ムーティのドライヴある指揮で立体的に迫るこの音源が、SACD化により一層輝きを増しました。

3位 ロイヤル・バレエ・ガラアンセルメ(指揮) コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団

SACD Hybrid

 

アンセルメの名演・名録音!名手ケネス・ウィルキンソン収録による偉大な録音を本国のマスターテープより最新復刻。ステレオ録音の見本とも言うべき各楽器の音像と定位、楽器の質感やまさに演奏している空間を感じさせる間接音など、その良さが十分に聴きとれます。

4位 ドビュッシー:ピアノ作品集サンソン・フランソワ(P)

SACD Hybrid

 

フランソワが旧EMIに1961年7月に収録した単独のアルバムの後、1968年2月よりドビュッシー作品の全曲録音を目指してスタートしたプロジェクトはフランソワが急逝したことにより中断(亡くなる2日前まで収録)。その独特のニュアンスによる演奏方法と解釈により、他の録音とは一線を画した音楽の遺産級の録音です。

5位 ワーグナー:管弦楽曲集テンシュテット(指揮) ベルリン・フィル

SACD Hybrid

 

ベルリン・フィルとのこのワーグナーは、当時のベルリン・フィルの厚みと音色が存分に発揮された見事なまでの演奏。オケのパワーに怯むことなく徹底した拘りを見せるテンシュテットの手腕は見事で、カラヤン・サウンドとは全く異なる解釈と音楽には驚きます。本国のデジタルマスターから最新で高音質化。

6位 シューマン:交響曲全集&マンフレッド序曲クーベリック(指揮) バイエルン放送交響楽団

SACD Hybrid

 

クーベリックが、バイエルン放送響における最後のシーズンに録音されたシューマンの交響曲全集。クーベリックが好んだ対向配置の弦楽パートと、名手ぞろいのバイエルン放響の管楽パートとが一体になって醸し出す奥行きのある音色は、音楽の局面に合わせて繊細微妙に移ろい、シューマン演奏の理想像が描き出されています。

7位 マーラー: 交響曲第6番「悲劇的」、第7番「夜の歌」(1991&1993年ライヴ)テンシュテット(指揮) ロンドン・フィル

SACD Hybrid

 

静養のためロンドン・フィルの音楽監督を辞任し桂冠指揮者として活動していたテンシュテットの最晩年に当たる1991年の「悲劇的」と、最後の演奏&録音となった1993年の「夜の歌」。遅いテンポもさることながら、表現はより深く陰鬱となり、ここまでの表現は聴いたことがなかったほどの衝撃的演奏を最新マスタリングを行いSACD化。

8位 マーラー:交響曲第1番「巨人」(1990年ライヴ)テンシュテット(指揮) シカゴ交響楽団

SACD Hybrid

 

テンシュテットとシカゴ交響楽団との唯一の録音となった伝説的演奏!マーラー演奏で圧倒的なパフォーマンスを見せるシカゴ交響楽団と、晩年のテンシュテットがたどり着いた人知を超えるスケール感が見事に融和された壮大なまでの「巨人」。遅めのテンポながらも一切弛緩しない雄大な旋律ラインで描かれた名演奏です。

9位 ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」アンゲルブレシュト(指揮) フランス国立放送管弦楽団

SACD Hybrid

 

アンゲルブレシュト追悼盤として1965年に200部限定でLP化され関係者に配布されたのち、世に出ることなく眠っていた、名録音技師シャルランの手による1963年の《ペレアスとメリザンド》。その貴重なアナログマスターを用い、ALTUSがマスタリングを施してSACD化!ドビュッシーの音楽精神に深く没入した崇高な演奏です。

10位 マーラー:交響曲第1~3番、第5~9番、《大地の歌》クーベリック(指揮) バイエルン放送交響楽団

CD

 

バイエルン放送所有の正規音源をアウディーテが丁寧にマスタリングしたクーベリックのマーラー・ライヴを網羅したボックス・セット。DGへのセッション録音全集(1967-71年)と同時期の演奏を含む1967-82年のステレオ・ライヴ録音。クーベリックのエレガントな美質はそのままにライヴならではの高揚感をともなう鮮烈な名演奏です。

11位 ブルックナー:交響曲第3番&第4番「ロマンティック」、他クーベリック(指揮) バイエルン放送交響楽団

SACD Hybrid

 

このブルックナー2曲は退任後の録音で、第3番は今では珍しい1950年出版のエーザー校訂による第2稿、第4番はポピュラーなノーヴァク校訂の1878/80年稿を使用。細部まで緻密な気配りが行き届きながらも実に気宇壮大、自然との交感を感じさせるのは巨匠ならではの手腕による名演奏です。

12位 最後の演奏会ヴィルヘルム・バックハウス(P)

SACD Hybrid

 

バックハウスが亡くなる約1週間前の「最後の演奏会」となったオシアッハ修道院教会での1969年のライヴ録音を、本国のマスターテープより最新復刻。演奏会前半で体調を崩したため一時中断し、プログラムを急遽変更しながらも、演奏会の最後をシューベルトの即興曲で締めくくりたいと強行して臨んだ伝説のライヴ。

13位 ファリャ: バレエ《三角帽子》、《恋は魔術師》、他アンセルメ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団、他

SACD Hybrid

 

初期DECCAによる超鮮明な録音と、作曲者と交流のあったアンセルメによるレコード史に残る名盤中の名盤を、本国のマスターテープより最新復刻。アンセルメは、1919年にバレエ・リュスにおいて「三角帽子」を初演し、この録音は1961年の再録音盤。初演者ならではの説得力のある描写力やスケールの大きな演奏です。

14位 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団

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ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団が1962年の来日時に日本コロムビアに録音した貴重なステレオ録音を、オリジナル・アナログ・マスターテープからリマスタリングを行い初SACD化。来日公演に同行したクラリネット奏者、フリードリヒ・フックスと共演したモーツァルト&ブラームスのクラリネット五重奏曲などの名演奏を収録。

15位 シューマン:交響曲第3番「ライン」&第4番、メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」 テンシュテット(指揮) ベルリン・フィル

SACD Hybrid

 

テンシュテットとベルリン・フィルの初録音であるこのシューマン。カラヤン時代最盛期であった屈強なオーケストラでのシューマン演奏は、オケの底力を思い知らされたといって良いほどのグラマラスな演奏。そして「コンツェルトシュテュック」は圧巻!ザイフェルトとハウプトマンを筆頭とした最強のホルン軍団はまさに凄まじい名演。

16位 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」、組曲「動物の謝肉祭」、他 プレートル(指揮) パリ音楽院管弦楽団、デュリュフレ(Org)

SACD Hybrid

 

作曲家・オルガニストとして著名なデュリュフレを迎えての「オルガン付き」は、パリ音楽院管弦楽団との1964年収録の旧EMIへの名盤。フランス人指揮者によるステレオ初期の代表的名盤です。「動物の謝肉祭」ではパリ音楽院菅の奏者等にチッコリーニやワイセンベルクが加わった、非常にレヴェルの高い演奏です。

17位 ブルックナー:交響曲第4番&第8番 テンシュテット(指揮) ベルリン・フィル、ロンドン・フィル

SACD Hybrid

 

テンシュテットがセッション収録で残したブルックナーで、ベルリン・フィルとの重厚な「第4番」、ロンドン・フィルとの「第8番」は共に秀逸な名演奏。第4番は、独特の厚い響きのなかでオケに委ねる場面がありながらも、独自の解放感や推進力も感じさせる名演。第8番は、より徹底されたテンシュテットらしい濃密なサウンドです。

18位 ブラームス: ピアノ協奏曲第1番・第2番、シューマン: ピアノ協奏曲、他 ブレンデル(P)、シュミット=イッセルシュテット、ハイティンク、アバド(指揮)

SACD Hybrid

 

ブレンデルのPHILIPSレーベルへの第1回目のブラームス:ピアノ協奏曲第1番・第2番と、1979年のアバド&ロンドン交響楽団との共演であるシューマンとウェーバーを集成。ブレンデルらしい理知的でありながらも流麗な音楽性を併せ持つ別の視点を持ったブラームス。圧倒的名演を聴かせるアバドとのシューマンを最新復刻。

19位 クーベリック&ウィーン・フィル 録音集 1960-1961 クーベリック(指揮) ウィーン・フィル

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1960年と翌年に旧EMIレーベルにクーベリックがウィーン・フィルと集中的に録音したアルバム8枚分の名盤を5枚組に集成。得意なモーツァルトやチャイコフスキー、珍しくボロディンも残すなど当時のウィーン・フィルの特徴を活かした素晴らしい演奏です。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。

20位 ブルックナー:交響曲第8番、ベートーヴェン:《フィデリオ》序曲、他 クナッパーツブッシュ(指揮) ミュンヘン・フィル、他

SACD Hybrid

 

大きなうねりの中で構築されていくこのブルックナー最後の完成された交響曲に対する究極の回答とも言え、別格の名演として語り継がれるクナッパーツブッシュによる第8番。ハイレゾでデジタル化されたマスターからのSA-CD化により、鮮度の高い音質でこの類まれな名演を聴くことができます。

カテゴリ : Classical キャンペーン

掲載: 2024年12月02日 12:00