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〈創/ sou〉ゲスト:Shing02編 第2回 2015年11月11日アップ

創/sou

Lee Ayurがおおくりする〈創/ sou〉

Pianist/Composerとして活動するLee Ayurが様々なジャンルのクリエーターのもとを訪ね『あなたにとってのモノ創りとは!?』をキーワードにコミュニケーションを実施。そのクリエイティビティーのルーツから最近の出来事、関心事、未来についての展望まで『モノ創り』の精神性とともに素顔のゲストをインタビュー形式で伝える特集。

記念すべき第1回目は2015年9月21日にリリースされたLee Ayurのデビュー作品である「巡/ meguru」で共演したMC / Director / ArtivistのShing02。深く繊細な詩世界で数々の名曲を世に生み出す彼にとってのモノ創りとは!?Shing02のオススメCDセレクションと共にお届け。

〈Shing02編〉第1回はこちら>>>

Guest : Shing02
Interview : Lee Ayur
Photo : Takumi Nakajima

創/sou

Ayur:
ありがとうございました!さて少しプライベートな質問を・・・生まれはどちらですか
Shing02:
品川の大井町です。小学校の時から転勤族で、タンザニア・イギリス(ロンドン)と転々としていました。
Ayur:
えっ!私も転勤族でした(笑)!私は転々とすることは好きでしたがシンゴさんはどうでしたか?
Shing02:
やっぱり離れることは寂しかったですね。タンザニアの時は親友のシェパードと離れなきゃいけなかったし、ロンドンの時は友達やサッカーチームと離れることは凄く嫌だった。でも新しいところへ行くのは好きだったから、今思うと良かったこともたくさんあったかなとは思います。ただ、自分の性格上そんなに住むところが移るのは好きではないので、どちらかというと定住派ですね。旅は好きだけど。
Ayur:
少年時代のシンゴさんはクラスの中でどんなキャラクターだったのでしょうか?
Shing02:
今とあまり変わらなくて、アイデアを出すのがすごく好きでした。絵を描いたり、笑いをとったり、劇をやったり・・・目立つためじゃないけど、ウケることは何でもやるみたいな勢いはあったから、いつの間に班長や学級委員や生徒会長とか全部やらされるタイプでした(笑)。
Ayur:
口数の多い印象は無かったので意外です(笑)小さい頃から前に出るときは前に出るタイプだったんですね!!
Shing02:
小さい頃から今までスターになりたいとかエンターテイナーになりたいという願望があったことはなくて、ただただおもしろいと思った事をやりとげたいというクリエーター気質があるだけ。アイデアを出してそれを受け入れられるのが凄く好き、人のためにネタを提供するのも全然構わないし、何か面白いことをするのが好き。HipHopのビート作ったり、曲作ったり、ジャケ作ったり、というのはその頃の延長線上でやっているだけの話かもしれません。

創/sou

Ayur:
HipHopカルチャーにはいつ頃から興味を持たれたんですか?
Shing02:
大学の頃、18歳になった時かな。高校時代はアメリカで過ごしていたのでHIPHOPカルチャーは身近にありました。結構いろんなことに興味をもってトライしていて。その頃は映像制作にも興味を持って、テープをダビングしたりして作品を作っていました。今はデジタルの時代だからすごく簡単なことなんですけどそれこそVHSの時代だったし、当時はビデオデッキ2台で映像を編集して、新しい作品として構成し直して、それをクラスでみんなに見せたりしていました。今YouTubeで当たり前にやっていることも、あの頃はビデオデッキでやってたんですよ!凄く面倒だったことも覚えてる。でも昔はDJとかラジオとかをカセットテープで作ってた時代があって、僕ら世代は皆やっていたんですよ。
Ayur:
デジタル化の進む昨今の音楽業界をどう思いますか?
Shing02:
やっぱりアナログがほぼゼロになったとき、失われたものっていうのは多いなとは思いますけどね。手作り感とか。面倒だったけどその分皆頑張って作ってたわけですよ。ただ、デジタル化することはかれこれ10年前くらいから分かっていたことで・・・その中でよりライブパフォーマンスで魅せていく内容とか、会場限定でしか買えないものを作ったりしてみんな頑張っているわけで。音楽は無料でダウンロード出来るけど、Tシャツはダウンロード出来ないっていうところは何かしらのヒントになっていますよね。
Ayur:
でもやっぱりアナログというものへの魅力は残っていきますよね。これからも・・・そことデジタルがちょうどいい温度感で共存できるといいんですけどね。
Shing02:
そうだよね!アナログレコードとかCDにしても本当は配信のmp3の音質ってCDに比べたらかなり劣化してるわけじゃないですか。それが売り物になっている時代。スタンダードが妥協された状態でやり取りされてるって皆考えてないんです。これでいいだろうっていうとこで落ち着いている。自分もそんなにこだわっているわけじゃないけど、本当にいいものと比べるとやっぱ分かるんです。音質とか音色とかやっぱりあったかいなって。それは皆が生のコンサートに聴きに行きたい!とか生のアーティストを見たいっていうのに繋がっていると思うんです。デジタルで簡単に聴けてYouTubeで簡単に見られるけど、でもやっぱり生で見てみたい!この人のライブに行ってみようかな!ってなると思うんです。デジタルも人を繋げるツールとして、リンクするためのものとして機能すれば勿論良いことだなと思える。
Ayur:
結局ライブに行くことへのモチベーションは昔も今も変わってないのかもしれないですね。
Shing02:
だから昔からそうだけど、曲を何回やっても自分のライブを初めて聴いてもらうつもりでやっていて・・・そこに自分の中で新鮮さを絶対失いたくないって思ってます。

第3回更新(11月18日アップ予定)へ続く>>>

 

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カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2015年11月04日 16:54

更新: 2016年03月23日 15:00