Cherry Red Records

Tower Records presents Cherry Red Records復刻シリーズ

2018年12月19日リリース

  • Ivory Tower

    Ivory Tower

    Louis Philippe

  • 以前からフィリップはザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンからの影響を公言し、その傾倒ぶりは彼の音楽活動に反映されている、本作では大胆にもその本家の楽曲である「ゲス・アイム・ダム」を取り上げているところがポイントだ。日本では山下達郎が83年の『メロディーズ』で取り上げて一部で話題になった。本作はLPと同時にCD(ACME15CD)としても発売され、15曲目以降はCDにのみ収録されたエクストラ・トラックである。プロデュースはフィリップとエルのサウンドの要だったリチャード・プレストンが一部を担当(収録曲4、7、11、15、18、20)。アレンジはこのあとフィリップの右腕となるディーン・ブロドリックが力を貸している(バスーンとキーボードも演奏)。ルイ・フィリップの登場によってエル・ブームが静かに沸き起こり、それがやがて"渋谷系"へと受け継がれていったことを思えば、フィリップが残した功績は思った以上に大きいと言える。

    商品情報
    紙ジャケット仕様
    2018年デジタル・リマスター
    新解説:山田順一

  • 赤い靴

    赤い靴

    Anthony Adverse

  • このアルバム "The Red Shoes"がエル・レーベルよりリリースされたのは1988年、いまから30年前アルバムリリース前にデビュー・シングルが話題となり、続いてはハード(ピーター・フタンプトン在籍で有名)の1968年の曲"Our Fairy Tale"をカヴァーしリリース、続いてオリジナル曲"Imperial Violets"をリリースして、このアルバム「赤い靴」へとつながる。アルバムでは"Our FairyTale"の他にビィック・ゴダードのカヴァー "T-R-O-U-B-L-E"もあるが、それ以外はすべてルイ・フィリップの作となる。アルバム通して聴くと、ジャズや映画音楽の手法だけでなく、ときにはシンセも使ったりしているのがユニークだなと感じる。自分達のあこがれるものをそのまま再現しようとするのではなく、こういったちょっとしたフェイク感みたいなものをあえて混ぜていくのがエルの面白いところである。ジャケットの美しいフェンシング姿の写真とともにネオアコ・ファンを中心として広まって行き確固たる人気盤となった。

    商品情報
    紙ジャケット仕様
    2018年デジタル・リマスター
    新解説:中上マサオ

2018年11月21日リリース

  • Volume, Contrast, Brilliance... Sessions & Singles Vol.1

    Volume, Contrast, Brilliance... Sessions & Singles Vol.1

    The Monochrome Set

  • 1983年5月にリリースされた彼らの初期を総括するかのようなコンピレーション・アルバム。ラフ・トレード時代のシングルや別テイク、未発表曲、ラジオ・セッション、1度目の解散後に発表されたビドのソロ音源までもが纏められており、曲間にはラジオ出演時のMCやCM、インタビューの様子も挿入。単なるレア・トラック集に留まらず、裏ベスト・アルバムのような作品としていまもなお多くのファンから愛され続けている名盤。

    商品情報
    紙ジャケット仕様
    2018年デジタル・リマスター
    新解説:山田順一

  • Passport to the Pogie Mountains

    Passport to the Pogie Mountains

    Louis Philippe

  • フランス出身シンガー、ソングライターであり、伝説的なレーベル〈エル・レコーズ〉のプロデューサー、ライター、アーティストとしての活動でも名を馳せた。本作はオリジナル・アルバムとコンピレーション・アルバムの中間といった構成の作品だが、オルタナティブ・ポップ・ミュージックとしてのインパクトがあり、完成度も高い仕上がりとなっている。

    商品情報
    紙ジャケット仕様
    2018年デジタル・リマスター
    新解説:伊藤英嗣

■Cherry Red Records/チェリーレッド・レコーズ

1971年からイベント・プロモーションを行なっていたイアン・マクネイが、78年にロンドンでインディペンデント・レーベルとしてスタートさせた。名前の由来はブルース・バンドのグラウンドホッグスの曲目から。第1弾としてタイツのシングルをリリースしたあとは、デッド・ケネディーズやエブリシング・バット・ザ・ガール、モノクローム・セット、フェルトら新進気鋭のアーティストを多数輩出し、ニューウェイブ/ネオ・アコースティック・ムーブメントを牽引するなど革新的なレーベルとして多くの支持を集めた。サッカーとの関わりも深く、近年では新譜にだけに止まらず、リイシュー作品も積極的に手がけるなど幅広い活動を行なっている。(文:山田順一)

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