徳田雄一郎
...評論家に顰蹙された。しかし「どこにも無い音を出したかった」という彼の望みは、ここにきて概ね達成されたようにみえる。一聴して切っ先鋭く、危機感を煽る硬質なその発音は、固有の変種だと分かる。サックス奏者・徳田雄一郎はそれを出すために膨大な時間を割いてきたのだ。ただ特殊すぎて、多くのギグから外されていった。自己のバンドで自身の音を探る以外に進む道はないと意を決したのが、米留学から帰国した10年前のこと。 気の焦...
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- 2013/07/01 00:00
- intoxicate
- インタビュー