フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2018年07月07日 |
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規格品番 |
GS2187 |
レーベル |
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SKU |
4909346309210 |
フルトヴェングラー&BPOの真骨頂、
「レオノーレ」序曲第2番(1949)とチャイコフスキー「悲愴」(1951)
制作者より
「レオノーレ」序曲第2番は2トラック、19センチのテープを使用していますが、これを聴くと、既存のディスクは制作過程でエコーを加えているのがわかります。これはこれで独特の味わいがありますが、エコーがかかっていない音は細部が明瞭に聴き取れるだけではなく、当時のフルトヴェングラーとベルリン・フィルでなければなしえない、とてつもなく高貴で渋い輝きを持つ響きに悩殺されてしまいます。「悲愴」は2トラック、38センチのテープを使用、黒い炎がメラメラと火柱を立てているような演奏を、従来以上に克明に再現しています。特にティンパニの凄まじさは異常なほどで、これまたフルトヴェングラー・ファン感涙です。(平林直哉)
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
(1)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 Op.74
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
(1)1949年10月18日/ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス(モノラル/放送録音)
(2)1951年4月19日または22日/カイロ(モノラル/放送録音)
使用音源:
(1) Private archive(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
(2) Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
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1.[CD]
今日、DXによるフルトベングラー録音がルネッサンス期のように盛況だが、確固とした識見のトーンマイスターによる歴史的録音の復刻には感謝の念を禁じ得ない。個人所有のプライベートアルヒーフには、未だ磁気遮蔽されたような鮮度の高い録音が残っているらしい。愛好家の悲願とも云える、五つの想定①戦時中、同時並行で試験的に行われたと証言のあるBPOとのステレオ録音シリーズ(入手した当時のソ連は、ステレオ技術が全くの後発国、未だに行方不明)②1954年バイロイトの第9(最高峰)のオリジナル音源と、51年秋シラー劇場で行われた本命のBPOとの第9(戦後のBPO録音は皆無)③スカラ座のワーグナーパルシファル(クナーを超える可能性がある)④バルトーク晩年の傑作、オーケストラ協奏曲、BPOとルンツェルン管によるブロードキャストがあり、放送局に眠っている可能性がある⑤同時期のバッハの管弦楽第2番(曲想からして極めて精神性の高い演奏だったらしい)へと夢は限りなく膨らむ。この悲愴は驚くほど細部が鮮明で、これまでのエジプト録音の固定観念が変わるような力動感、化粧を落とした演奏の瞬間的に輝く素顔を見るような感動がある。復刻の技術と構想は相当なもので心から称賛したい。
これほど買い直して正解と思ったCDも珍しい。既存のLPなどに比べて圧倒的に優れた音質。このCDの音源はいわゆるオリジナル音源とは違うprivate archiveらしいが、特に「悲愴」はDGのLPとは別次元の明快さ。レオノーレ2番も加工した感じがなく、非常に聞きやすい。これらの演奏に愛着も持っておられる方は、ぜひこちらのCDを持たれることを勧める。
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