フォーマット |
SHM-CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2017年12月20日 |
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規格品番 |
UCCG-52055 |
レーベル |
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SKU |
4988031249376 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:14:53
-
1.[SHM-CD]
とてつもないブーレーズの第7番:現在、全集も単売も絶盤(第4・第6は販売中)のマーラー交響曲であるが、此の第7番を聴くとブーレーズがマーラー解釈の秀逸さに於いて、そして何よりオーケストラの響かせ方が実に巧みである事が分かる。第一楽章の出だし等真に「こうでなければならぬ!」と言う程の迫力。こんな演奏を聴いてからバーンスタインを聴いてみると良い。もうレヴェルの余りの「差」に愕然とするだろう。勿論約10年の時間差に依る録音技術の向上もあるかも知れないが、元々録音されていない「音」は聴こえないのだから、バーンスタインの新旧録音は「冴えない」演奏なのだ。
オザワ等に至っては最早「箸にも棒にもかからない」凡庸さだけが露呈している。
ブーレーズはマルクス主義者でもあると言う其の姿勢は全く共感出来ないが、若い頃からCBSレーベルから「運命」の最もスローなLPを出したり、ストラビンスキーも凄かった。此の第7番を敢えて自らがセルから受け継ぎ手塩にかけたクリーブランド管弦楽団で録音した事もブーレーズの「聴かせ上手」が万全に発揮されていると思う。そうである。ブーレーズは第7番はクリーブランド管弦楽団でしか有り得ない、と確信しているのだ。第6番はウィーンフィルを起用し、其の録音はエソテリックにもなっているが、私は其の「第6番」はブーレーズ主導という依りもウィーンフィルの「匂い」を感じてしまい、余り評価出来ない(特に最終楽章のハンマーの打撃はブーレーズならもっとやれた筈だと感じるのだが)。
とまれ、幸運にも此のCDをお持ちの方は性能の良いモニターヘッドホンで鑑賞して欲しい。ブーレーズが意図した(マーラーが本来意図した筈の)全ての「音(ノート)」「圧(トーン)」が十全に「体感」出来るからである。もっと評価されて然るべき「第7番」の名演奏と言えよう。
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