マーラーの全交響曲の中でも「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“器楽のみ"のこの作品には彼も自信を抱いていました。だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であったマーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度か改訂を施しています。2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかがおわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。
ナクソス・ジャパン

発売・販売元 提供資料 （2017/07/27）

マーラーの全交響曲の中でも"創造の新たな段階に踏み出した作品"とされる交響曲第5番。2016年のマリス・ヤンソンスが指揮したこの演奏は、一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかわかるはず。名曲中の名曲だけに多くの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。演奏はバイエルン放送交響楽団。 (C)RS

JMD （2017/08/03）