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フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年11月16日 |
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規格品番 |
PTC5186579 |
レーベル |
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SKU |
827949057960 |
児玉麻里&桃姉妹、初共演CDは
何とチャイコフスキーの三大バレエ
キングインターナショナル企画によるペンタトーン・レーベル制作第1号。
SACDハイブリッド盤。児玉麻里&桃姉妹共演のCDはいかにもありそうながら、実は初めて。その記念すべきアルバムが超魅力的ラインナップで登場です。
チャイコフスキーの作品のなかでもとりわけ人気の高い三大バレエ。これを意外な大物作曲家たちがピアノ・デュオ編曲を残していました。それらを児玉姉妹の演奏で聴くことができるのは最高の贅沢と申せましょう。
ラフマニノフ編曲の「眠りの森の美女」と、ドビュッシー編曲による「白鳥の湖」は比較的知られていて録音もありますが、児玉姉妹の演奏は段違いの素晴らしさ。オリジナルのオーケストラと全く遜色ないばかりか、ラフマニノフとドビュッシーのピアニズムの違いをはっきり味わえて充実の極み。どちらもラフマニノフとドビュッシーの最初の仕事だったというのが興味津々です。
超お宝がアレンスキー編曲による「くるみ割り人形」。アレンスキーは近年日本でも熱心なファンを増やしている作曲家ですが、この編曲は楽譜が極めて入手困難なため伝説となっていました。それがついに音になりました。アレンスキーはリムスキー=コルサコフの弟子ながらチャイコフスキーを崇拝し強い影響を受けていたうえ、本質的にピアノ作曲家だったので、これ以上の適役は考えられません。アレンスキーは「くるみ割り人形」全曲を4手連弾用に編曲していますが、ここでは人気の組曲ナンバーとパ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)を披露。ピアノ・デュオ書法を知り尽くしたアレンスキーならではの効果にゾクゾクさせられます。ことに「花のワルツ」の華やかさ、「パ・ド・ドゥ」終結部のピアノがうなりをあげる音の渦はピアノ・デュオならでは。
児玉姉妹の演奏はオシャレでゴージャス。これまで聴いたこともないようなピアノ・デュオの高みに達しています。クリスマス・シーズンに雰囲気もピッタリでプレゼントにも最適です。
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:03:00
【曲目】
(1)ラフマニノフ編曲による連弾版
「眠りの森の美女」組曲 Op.66【序奏。リラの精/アダージョ。パ・ダクシオン/長靴をはいた猫/パノラマ/ワルツ】
(2)アレンスキー編曲による連弾版
バレエ音楽「くるみ割り人形」 Op.71 より【小序曲/行進曲/金平糖の踊り/アラビアの踊り/中国の踊り/トレパーク/葦笛の踊り/花のワルツ/パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)】
(3)ランゲリ編曲による連弾版
「白鳥の湖」Op.20より【情景/四羽の白鳥の踊り/パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)】
(4)ドビュッシー編曲による連弾版
「白鳥の湖」Op.20より【ロシアの踊り/スペインの踊り/ナポリの踊り】
【演奏】
児玉麻里&児玉桃(ピアノ・デュオ)
【録音】
2016年4月/MCOスタジオ5、ヒルフェルムス(オランダ)
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1.[SACDハイブリッド]
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1.Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) Op. 66 Suite for Piano Duo: Introduction - La Fee des Lil
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2.Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) Op. 66 Suite for Piano Duo: Adagio - Pas d'action
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3.Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) Op. 66 Suite for Piano Duo: Pas de caractere - Le chat bo
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4.Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) Op. 66 Suite for Piano Duo: Panorama
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5.Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) Op. 66 Suite for Piano Duo: Valse
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6.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Ouverture
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7.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Marche
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8.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Danse de la Fee-Dragee
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9.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Le Cafe
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10.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Le The
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11.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Danse russe Trepak
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12.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Danse des mirlitons
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13.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Valse des fleurs (Flower Waltz)
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14.Nutcracker (Casse-noisette) Op. 71 Suite for Piano Duo: Pas de deux (Grand adagio)
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15.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Scene
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16.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Danses des cygnes
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17.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Scene
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18.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Danse russe
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19.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Danse espagnole
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20.Swan Lake (Le Lac des cygnes) Op. 20 Suite for Piano Duo: Danse napolitaine
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児玉姉妹の初共演盤。チャイコフスキーの三大バレエをピアノ・デュオで収録しており、編曲は 《白鳥の湖》がランゲリと18歳時のドビュッシー、《眠りの森の美女》が18歳時のラフマニノフ、《くるみ割り人形》がアレンスキーで、何れも作曲者存命中に行われている。児玉姉妹のタッチは可憐な美しさを持ちながら芯が強く、弱音から強音まで絶妙に統御され、ある時は粒の揃った愉悦を聴かせ、ある時は豊かな和音を響かせている。万華鏡のような色彩と軽やかに疾走する音楽は、オリジナルのオーケストラ版には無い美しさで、チャイコフスキーの童心に返ったような夢想と純真さがいっそう強く伝わってくる。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.125(2016年12月10日発行号)掲載)
ランゲリ(Лангер)はモスクワ音楽院のピアノの教授だった人で、タネーエフとかチャイコフスキーの奥さんにもなる(結婚は不幸なものでしたが)アントニーナ・ミリューコヴァも教えた事あるそうですから、この編曲者の選び方も「チャイコフスキー」と言うキーワードの基に本当に一本筋が通っていて好感が持てます。ドビュッシーはフォン・メック夫人とも関係の深い作曲家で、ここを突くと言うのも筋の通し方が素晴らしい。