愛知県知立市出身で名古屋を中心に活動するラッパー/トラックメイカーのC.O.S.A.と、Fla$hBackSのメンバーでニューヨークを拠点に活動するラッパー/トラックメイカーのKID FRESINOが、イベントでの共演をきっかけに制作をスタートさせたコラボレーション・アルバム。 (C)RS
JMD(2016/06/10)
昨年(2015年)の自主盤『Chiryu-Yonkers』が識者たちの間で年間ベスト級の評価を集めていた、愛知の知立市をレペゼンするC.O.S.A.。今回ダブルネームでアルバムを作り上げた相棒は、現在NYに拠点を置くKID FRESINOだ。FRESINOのミックステープ『Shadin'』(2014年)や昨年の『Conq.u.er』でもコラボは実現していたが、制作に至った直接のきっかけは今年2月のイヴェント〈Diagonal〉での共演だという。共にトラックメイカーとしても知られる両者ながら、今回はそれぞれ1曲ずつを手掛けたのみ。お互いの人脈からRAMZAやjjj、Gradis Niceらのビート提供を受け、主役としてマイクに専念している。エモーショナルなC.O.S.A.とレイドバックしたFRESINOのラップは柔剛の持ち味が噛み合うどころか、野太い懐の深さに触発されたFRESINOの語り口からも剥き出しの率直さが滲んでくるのが楽しい。OMSBらしいビートがガツガツ響く"KDFS × COSA"がとりわけ耳を惹くほか、コトリンゴ、PUNPEEの声のサポートも効果的。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.393(2016年7月25日発行号)掲載)