フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年04月10日 |
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規格品番 |
KKJ-1016 |
レーベル |
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SKU |
4909346011359 |
発掘者は、本Resonanceで数々の話題盤を形にしているゼヴ・フェルドマン。フェルドマン氏は当然自らもマニアで、歩く事典のような人物。その彼もこの音源の情報を聴いた時は、腰を抜かすような衝撃だったとのこと。もちろん、世界中の関係者にとっても、驚嘆の記録で、つまりは、ビル・エヴァンスの歴史の一頁が書きかえられるという類のものともいえます。その音源は、<MPSのスタジオでの一日の記録>。当時のエヴァンスはVerveと契約があったため発売の権利を得ることができず、誰の目にも触れられることなく、ひっそりと、そのままお蔵入りしてしまったわけですが、そもそも、ビル・エヴァンスは生涯通して、スタジオ録音自体も、決して多くないアーティスト。あの情熱に満ちたライヴの後に、3人で、スタジオに入っていた、という事実だけでも、ジャズ・ファンの心をくすぐってあまりあります。しかも、音源はたっぷり2枚。18曲21テイクの演奏が収録されています。(1/2)
一方、本作では、ビル・エヴァンスにとって珍しい楽曲も演奏。サイドメンとしての演奏を除いては極めて稀な「I'll Remember April 」や、同じく本録音以外ではあまり聴くことができない「These Foolish Things」をエディ・ゴメスとの豊かな会話で披露。一方、2-M5の「What Kind Of Fool Am I」では、ビル・エヴァンスとしては、極めて珍しいユニークなエンディングも収録されています。
6ヵ月という非常に短い活動を経て、エヴァンスは、この後マーティ・モレルをメンバーに迎えた第2期トリオを結成。本トリオはある種の過渡期にもありますが、この作品の登場によって、エヴァンスが、この時期、即興的な演奏の拡張を模索し、パッション溢れる演奏を繰り広げるきっかけを得たことも明らかになります。特にCD2 には、美しく、かつ即興のさらなる可能性を感じさせる、トリオの面白さが際立ちます。ライナーに掲載された情報によれば、1980年エヴァンスが亡くなったその年、共同制作者、ヨアヒム・E.ベーレントもハンス・ゲオルグ・ブルナー=シュワーにかけ合い、82年のリリースを目指しながら、実現されなかったとのこと。21世紀のジャズ界の事件とも言うべき、作品の登場!68年の劇的なドラマが、今50年近くを経て明らかになります!!!!(2/2)
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:34:05
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1.[CD]
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2.[CD]
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ジャック・ディジョネットの短期在籍中の貴重な正式なスタジオ録音という、ビル・エヴァンスのディスコグラフィ史を書き換える作品。多くの未発表音源がライヴ音源、正式録音のアウトテイクだが、本作は高音質な録音とジャズを熟知したハイレベルなプロデュースで知られ、多くの優れて先鋭的なアルバムを制作した独MPSレーベルの創始者にして自らも大のジャズ・ファンのシュワラーの肝いりで、名盤『アット・モントルー』の数日後に自らのスタジオで録音された。ソロ、デュオ、トリオによるCD2枚分の演奏は、興奮気味のライヴに比べ落ち着いた感情表現が印象的だ。全ジャズ・ファン必聴。
intoxicate (C)瀧口秀之タワーレコード (vol.121(2016年4月10日発行号)掲載)
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