日本の女性ギター奏者を代表する一人、宮下祥子が演奏活動20年を迎え立ち上げた自主レーベルからの新譜。アルバムタイトルは、これまで実現できなかった事に挑戦するという意味を込めた「Le Depart(フランス語) 旅立ち」。ロマン派の代表格であるコスト、メルツ、レゴンティの作品を中心に宮下自身が2006年に日本初演したフランスの鬼才ディアンスによる「トゥリアエラ」、そして最後に広く知られる「タンゴ・アン・スカイ」を収録。宮下祥子の技術や芸術度の高さはいうまでもありませんが佐藤弘和氏(ギタリスト、作曲家)による適切で丁寧な曲目解説と意欲的な選曲がギター音楽ファンのみならず、今までギター独奏をあまり耳にする機会の無い多くのクラシック・ファンをも満足させる完成度の高いアルバムに仕上がっています。また、あたかも聴き手の目の前で演奏されているようなくっきりとした響きを捉えた音質の良さもこのアルバムの完成度に華を添えています。

＜宮下祥子＞
札幌出身、7歳よりギターを始め、渋谷忠三、福田進一、パヴェル・シュタイドル各氏に師事。音楽理論を作曲家の木村雅信、蛯子元、各氏に師事。
・1991年クラシカルギターコンクール優勝。
・2002年アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール(スペイン)で第2位入賞。
・2003年イタリア・キジアーナ音楽院のサマーセミナーに参加し 最優秀ディプロマを授与される。
国内の活動に留まらず世界11ヶ国26都市で演奏。札幌市民芸術祭大賞をを最年少受賞。第20回道銀芸術文化奨励賞受賞。

発売・販売元 提供資料 （2015/05/20）