フォーマット |
CD |
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構成数 |
7 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2014年12月03日 |
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規格品番 |
PROC-1620 |
レーベル |
|
SKU |
4988005862136 |
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に別ジャケットも一部掲載)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用(22以外)
※解説:遠藤勝彦氏、解説書合計16ページ
クリップスの最重要録音のひとつであるばかりか、数あるモーツァルトの交響曲の録音史上、重要な位置付けとなる名盤です。当時まであまり録音されることが無かった第28番を始め、第31番「パリ」の初版の第二楽章までも収録したこのセットは、第21番以降の交響曲を網羅(番号としては第37番を除く)した録音としても第一に上げられる盤でした。
また、コンセルトヘボウ管にとってもこの録音は重要で、1972年から翌年にかけて一気に録音されたこの盤によって、コンセルトヘボウ管のモーツァルト演奏の素晴らしさが世界中に伝わったばかりでなく、彼らの演奏スタイルにも重要な影響を与えたと言われています。録音当時既に70歳をクリップスは超えていましたが、このプロジェクトにかける意思の強さを感じさせる名演奏で、全ての曲に聴きどころが満載されています。録音の翌年にクリップスは亡くなりました。彼の主要な録音としてはほぼ最後に位置し、まさに生涯をかけた重要な遺産となりました。
ウィーンの情緒を感じさせる典雅な表現は現代でもファンが多く、モーツァルト好きを魅了してやみません。今回の復刻では、ジャケットにLP発売時(セット)のオリジナル・デザインを使用し、従来通りオリジナルのマスター・テープからハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用しました。アナログ録音最盛期のPHILIPSによる優秀録音を味わうことができます。そして最近の輸入盤CD BOXでも収録されていなかった、第33番の貴重なリハーサル風景も久々に復活(対訳はなし)。まさに手元に残すべき価値のあるセットとなりました。
構成数 | 7枚
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
<CD1>
1. 交響曲第21番 イ長調 K.134
2. 交響曲第22番 ハ長調 K.162
3. 交響曲第23番 ニ長調 K.181 (162b)
4. 交響曲第24番 変ロ長調 K.182 (173dA)
5. 交響曲第25番 ト長調 K.183 (173dB)
<CD2>
6. 交響曲第26番 変ホ長調 K.184 (161a)
7. 交響曲第27番 ト長調 K.199 (161b)
8. 交響曲第28番 ハ長調 K.200 (189k)
9. 交響曲第29番 イ長調 K.201 (186a)
<CD3>
10. 交響曲第30番 ニ長調 K.202 (186b)
11. 交響曲第33番 変ロ長調 K.319
12. 交響曲第34番 ハ長調 K.338
<CD4>
13. 交響曲第31番 ニ長調 K.297 (300a)《パリ》
14. アンダンテ(交響曲第31番《パリ》 - 第2楽章の初版
15. 交響曲第35番 ニ長調 K.385《ハフナー》
16. 交響曲第36番 ハ長調 K.425《リンツ》
<CD5>
17. 交響曲第39番 変ホ長調 K.543
18. 交響曲第41番 ハ長調 K.551《ジュピター》
<CD6>
19. 交響曲第40番 ト短調 K.543
20. 交響曲第32番 ト長調 K.318
21. 交響曲第38番 ニ長調 K.504《プラハ》
<CD7>
22. 交響曲第33番 変ロ長調 K.319 - リハーサル<特別収録>
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
【録音】
1972年-1973年 アムステルダム
【原盤】
Philips
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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4.[CD]
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5.[CD]
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6.[CD]
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7.[CD]
「クリップスほど過小評価されている音楽家はいない」との大演奏家の言葉があるが、先行諸氏の評価にあるように素晴らしい演奏。但し、当商品のリハーサルの対訳割愛は頂けない。過去に特典盤として対訳付きのCDもあるので、対訳は掲載して欲しかった。アナログの良質な音質だからこそ、タワー企画商品としてSACD化を切望する。
現代ではこうしたフルオーケストラでモーツァルトを演奏することはないだろう。だからこそ、往年の名演・名録音は選択肢を増やしてくれ、聴くよろこびをゆたかにしてくれる。もっとも、往年の演奏だからといって、けっして大時代的ではない。アクセントが強めではあるものの重すぎることはない。全体にゆったりとした運びは心地よくもある。ただ、第40番の第1、3、4楽章はリズムが重く食傷気味になる。レヴァイン&ウィーン・フィルやマリナー&アカデミー、マッケラスの演奏に慣れているせいだろう。それより問題は音質である。タワレコさんの企画盤はリマスタリングで高域が強調され、弦がすこし刺激的になる場合があるようで、本CDも残念ながらそうである。しかたなくグライコで調整する(4KHzあたりを1.8~1.9dbほど抑える)と、コンセルトヘボウのえもいわれぬ弦の美しさとオーケストラのゆたかな響きが至福の時を約束してくれる。
素晴らしいマスタリングによって、もともと見事な録音であった名演奏を聞くことができた。これだけ音がよければ高価なSACDは不要だと思う。SACD化するくらいならば、96・192のデジタルオリジナルデーターを配信してほしいと思う。しかしクラシック音楽再生において一番大切なことは、自分のオーディオ装置を完璧にするための不断の努力である。よく整えられたハイエンドオーディオの場合、ハイレゾとCD44.1/16bitとは、マスタリングによる音の違いは出すことができるものの、音楽的理解に大きく資するものは存在しない。
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