フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2014年09月12日 |
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規格品番 |
TWCO-74 |
レーベル |
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SKU |
4988001763536 |
※MS 24bit Processing 192kHz-24bitリマスタリング(日本コロムビア保有のアナログ・マスター・テープより2014年に192kHz/24bitリマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※ステレオ録音。マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※解説:志鳥栄八郎氏
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープにあるものです(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録されています)。ご了承ください。
フランスの指揮者ながらベートーヴェンやブラームスを得意とし、ロシア音楽にも定評があったモントゥーの多彩な表現力は、同じくフランス人でベートーヴェンから強い影響を受け、革新的な作品を世に出したベルリオーズの音楽に最高の適性を発揮します。事実、モントゥーはベルリオーズの『幻想』を5度もスタジオ録音しています。その中の最後の、モントゥーが亡くなる5か月前に録音されたのが、北ドイツ放送交響楽団を振ったコンサートホール盤です。
4度目の名門ウィーン・フィルとの録音(PROC1578で9/3に再発)で奏者の卓越した音楽性を巧みに自らの表現に組み入れたモントゥーですが、放送オケらしくニュートラルな性格をもち、楽員の規律と機能性に優れた北ドイツ放送響と対峙して、いっそう直截でダイナミックな表現を聴かせています。ウィーン・フィル盤での細部の魅惑や色彩感は後退していますが、青年に戻ったのではないかと思わせるほどのスピード感や緊密なアンサンブルが生み出す圧倒的なエネルギー、ひたすら高い世界を目指す真摯さが感じられます。ウィーン・フィル盤が標題音楽的で現世的な表現とするならば、この北ドイツ放送響盤は絶対音楽的で精神的な表現と言えます。こうした演奏内容の深化が、当時のフランスの批評家や音楽学者に高く評価され、1965年度ACC(アカデミー・シャルル・クロ)、ADF(アカデミー・ド・ディスク・フランセ)の二つのディスク大賞受賞に結び付いたのでしょう。
今回の再発においては、日本コロムビア所蔵のアナログ・マスターより、新規でCDマスターを制作しました。アナログ・マスター・テープから入念にデジタル化(192kHz/24bit)し、さらに綿密なリマスタリングを施した上で発売いたします。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:50:17
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
【演奏】
北ドイツ放送交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1964年2月6-14日、ハンブルク
私にとって、幻想交響曲の最高の演奏です。モントゥーの伝記を読むと、北ドイツ放送交響楽団とは相性が良く、共演を楽しみにしていたそうです。デンオンの旧マスタリングや仏アコールのLPなどでも聴きましたが、今回のマスタリングが一番聴きやすく、且つ、演奏の熱気が伝わりやすいです。
これは、日本コロムビアの再発LP(OC‐7258)で聞きましたね。ジャケットの写真が、夕焼けの地平線に風向計が写っている素晴らしいデザインでした。演奏は、90歳近いとは信じられない、鮮烈なもので、トシをとると、段々丸くなって行く人と、尖ったままの演奏をする人と指揮者もいろいろだな、と思ったものです。善し悪しは別として、ベームとは正反対ですね。
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