5歳の時から歌っていると言う、ジャマイカ生まれの神童ジュニア・タッカーが、12歳だった1978年に吹き込んだデビューアルバム『イッツ・ア・スモール、スモール・ワールド』が正規復刻。当時、“ジャマイカのマイケル・ジャクソン”と言われたその歌唱力、表現力とあどけなさのバランスは絶妙で、Geoffrey Chung(シャロン・フォレスター『シャロン』のプロデューサー)等が参加し、名門“Harry J. Studio”でレコーディングされたサウンドも申し分ありません。何と言ってもそのあどけなくキュートな歌声が最高ですが、選曲のセンスも実によく、“トゥルル～”コーラスも秀逸な「01. Look Into Your Heart」からとびきりにラブリーです。続くスティーブン・ビショップの「02. On And On」、フリーソウル的な楽しさに心踊るザ・ジャクソンズの「03. Enjoy Yourself」とのっけから名演のオンパレード。さらに胸キュン度マックスのメロウでフワフワしたアレンジが最高すぎるディズニーのテーマ曲「06. It's A Small World」が絶品ですが、程よいソウル感で泣かせる隠れ名曲「08. Keep On Pacing」もハイライトの一つとして輝きを放っています。現在はクリスチャン・シンガーとして活躍する同氏の、幼少期の魅力がギッシリと詰め込まれた本作は、まさに、マイケル・ジャクソンが子供の頃にレゲエに取り組んでいたら、こんなサウンドを奏でたであろう、夢のような傑作です。
VIVID SOUND

発売・販売元 提供資料 （2014/03/03）