フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2013年07月19日 |
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規格品番 |
TWCO-40 |
レーベル |
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SKU |
4988001749622 |
初演よりちょうど50年後に録音され、以降の《春の祭典》の演奏水準を一挙に高めることになったこの名盤は、なんとプーレーズの、大オーケストラとの最初の録音でした。バーバリズム音楽と類型化されてきたこの作品にX線を照射し、全体の構造を完璧に透視した自身の論文を踏まえつつ、革命的な実演家として細かい音の細胞に生命を吹き込み、音同士を有機的に交感させることに成功しているところが、ブーレーズの天才たる所以です。
2013年に記念すべき初演100年を迎えた《春の祭典》。新譜も含め現在では数多くの盤が手に入りますが、ちょうど50年前の録音であるこのブーレーズ盤のリリースを抜きにして《春の祭典》を語ることはできません。もちろん当時でも初演者であるモントゥーを含め複数の録音はあったとはいえ、ブーレーズ盤が出たときはまさに初演時以来の衝撃だったと言ってよいでしょう。現在においてもこの盤が示す革新性や先見性は聴く者に異常なインパクトを与えてやみません。この盤にある種の分析性を備えていることは後のブーレーズの各演奏でも聴くことができますが、後の《春の祭典》の再録音では聴くことができないパッションや切れは、この盤のみに現れている特徴です。オケはフランス国立放送管弦楽団。1963年当時は木管含めフランス楽器がまだ残っている時代の録音であることもこの盤の価値を高めています。言わば初演時により近い音色と言えるかも知れません。冒頭のバソンの響きやホルンの音色も忠実に捉えられています。再発に際し入念にアナログマスターから最新のリマスタリングを施しました。かつてない衝撃をブーレーズの原点であるこの《春の祭典》で確認ください。今回、洗いたての名画のような、新鮮な響きになりました。この演奏こそ《春の祭典》の基準盤です。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:41:30
※MS 24bit Processing 192kHz-24bit新リマスタリング(日本コロムビア保有のアナログ・マスター・テープより2013年に192kHz/24bitリマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説: 辻井英世氏
1. ストラヴィンスキー: バレエ音楽《春の祭典》
2. ストラヴィンスキー: 管弦楽のための4つのエチュード
【演奏】
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ (指揮)
【録音】
1963年6月20,21日 パリ
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1.[CD]
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6.バレエ音楽≪春の祭典≫ 第1部 大地讃仰 賢者の行列00:00:40
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7.バレエ音楽≪春の祭典≫ 第1部 大地讃仰 大地讃仰(賢者)00:00:19
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12.バレエ音楽≪春の祭典≫ 第2部 いけにえ 祖先招魂00:00:38
小学生の頃、FM放送で聞き、ヘタな演奏・貧弱な録音と思った。クリーヴランド管弦楽団の旧盤を愛聴し、新録音の方は、ブーレーズも老けたという感じ。今回この盤を聞き、実はこれが彼のベストの演奏なのかもしれない。バソンなどが使われているのか木管楽器に味がある。リマスターの効果で昔のイメージは完全に払拭され、一部に音割れ・歪みがあるものの十分に現役の演奏・録音であるとお薦めします。
一世を風靡した名盤。後年のCBSやDg盤の方がオケの技や響きにより意図が徹底されているが、昔風の曖昧なフランス的な響きと精密なスコアの再現の追究という矛盾を内包したこの演奏の面白さはブーレーズの数多の録音の中でも無比だ。長い間廃盤だったが、再発売に深く感謝する。
新しいマスタリングのCDが出ることは嬉しいことだが、日本コロンビアが保有していたマスターを使用しているというのが気になる。原盤であるコンサートホールソサエティのマスターとは音が違うのではないか。原盤の権利者が転々としたため、オリジナルの状態がどうなっているか判らぬが。
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