デイヴ・ロックウッド(ジェイソン・ベイトマン)は、弁護士として一流法律事務所で働き、美人の妻ジェイミー(レスリー・マン)や、3人の子供とともに、瀟洒な邸宅で暮らす男性だ。良き家庭人である彼は、理想の人生を手に入れたように見える。とは言え、本人にしてみれば、家庭と仕事への責任に縛られた人生には、やや疲れを感じているご様子。デイヴの幼馴染で親友の、ミッチ・プランコ(ライアン・レイノルズ)は、また、正反対の人生を送っている。ミッチは未だ独身で、俳優になるという夢に生きているようだ、それでも、時折、CMなどの小さな仕事のオーディションを受ける程度のもの。ただ、ハンサムな独り身である彼の周囲には、かならず女性が寄り添っていて、そちらの生活はなかなか熱いようである。そんな2人が、今日、とあるスポーツバーで酒を酌み交わした。そして、彼ら両方にとって、隣の芝生、つまりお互いの生活こそが、もっとも青い、つまりは、夢の生き方だと語り合う。しかし、2人は、その夢が、これほど簡単に現実になるとは、もちろん思ってもいなかった。バーで飲んだ酒を、ある噴水をトイレ代わりに使用して放出している最中、何気なく同時にとなえたその希望が、一夜明けたら現実になっていたのだ。そう、デイヴはミッチの、ミッチはデイヴのベッドの中で目を覚ましたのである。しかも、場所だけでなく、お互いの肉体までもが、その朝、なぜだか入れ替わってしまっていた。どんなに素敵に見えることでも、はたで傍観するのと実際にやるのでは大違い。彼ら2人は、実は自分の人間性とは真反対の環境に適応して、そこで上手くやって行くという必要に、突然迫られてしまったのだ。はたして、この摩訶不思議な状況は、彼らの夢が叶うという結果に、つながってゆくのだろうか・・・?