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輸入盤を皮切りに一大ヒットとなったファースト『Trying To Fool Destiny』、翌年発売された『Sine Qua Non』で、既に高い才能が認められているブラジルリオ在住のシンガーソングライター、パウロ・ムニツ。約4年を経ての本作サード・アルバムは、過去2作のときめきをそのままに、一切のシンセサイザーを排除したスタジオセッションレコーディングで完成した。彼の音楽の泉はまったく尽きることがなく、新鮮で瑞々しい楽曲群はすべて本作への書き下ろし。自身のギター&ヴォーカルは決して前に出すぎることなく、得意とするホーン&ストリングス・アレンジと自らこなした多重録音コーラスが、楽曲に厚みと豊かさを加え、聴く者をやわらかく包み込む。ブラジル音楽ファンのみならずマイケル・フランクスなどのAOR フュージョン~プリファブ・スプラウトなどのネオアコ世代までを何故かひきつけてしまうパウロ・ムニツは、かつてのスタンゲッツやクラウス・オガーマンが果たしたジャズとボサノヴァの上品で優雅な融合を伝統として尊敬し吸収した新世代のヴィジョナリー。活力と瞬時性に富んだリズムと心地よい転調を駆使し、ときに思わず目を閉じてしまうような美しさにあふれた作品は、希望にも似た光を閉じ込めている。※初回版のみ未発表曲などのデモ4曲を収めた8cmCD をおつけします!
セレスト
2011年11月04日
(発売・販売元 提供資料)
素晴らしき過去2作でAORやネオアコ・ファンも唸らせた、洒脱なブラジリアン・ポッパーが嬉しい3作目を発表。なるほど、いよいよこの男は〈飾らないお洒落〉っていうものを完全に会得したらしく、思い切ってシンセ類を排除したジャジー&ボッサなサウンドの、何とまあしなやかなこと!水の流れのように自然体なメロディーとコーラスが街灯りをキラキラと乱反射して、楽しい夜はこれからってか。いや~、ときめくなあ。
田中幹也 -
bounce
vol.338(2011年11月25日発行号)掲載
(タワーレコード)
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