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学者一族に生まれ、作曲家としてだけでなく、音楽評論、音楽学者としてもその功績を讃えられた柴田南雄の作品集。自身が創立メンバーとなった「二十世紀音楽研究所」が主催する現代音楽祭では、1960年代当時の最先端の技法を取り入れた斬新な作品を数多く紹介し、自らも、それらの技法を駆使した作品を書き上げています。十二音の普及にも尽力し、音だけでなく、わかりやすい文章でも「現代音楽」の魅力を紹介したことで知られます。ここに収録されたのは1960年代の作品が中心で、「フォニア」シリーズの第1作目である「シンフォニア」、トランペットとトロンボーン、この楽器の可能性を追求した「金管六重奏のためのエッセイ」、演奏者に曲順を選ばせるといった「不確定性」と、意味のある詩の文章が融合された「夜に詠める歌」、特殊奏法から生み出される音や、電気的に加工されたいろとりどりの音がバッハの「音楽の捧げもの」と混じり合う「トリムルティ」の4曲です。若き吉田秀和氏による含蓄溢れた解説、そして作曲家自身による対談も興味深いところです。
ナクソス・ジャパン
2011年08月15日
(発売・販売元 提供資料)
【収録内容】
柴田南雄(1916-1996):
1. シンフォニア(1960) 「日本フィル・シリーズ」第5回委嘱作品
岩城宏之(指揮)、NHK交響楽団
録音:1969年10月23日or24日 東京文化会館「NHK定期公演」
2. 吉田秀和による解説
3. 金管六重奏のためのエッセイ(1965)〈初演〉
北村源三、福井功、祖堅方正(トランペット)
伊藤清、関根五郎、牧野守英(トロンボーン)
岩城宏之(指揮)
録音:1965年11月30日 朝日講堂 二十世紀音楽研究所主催「第6回現代音楽祭」 ※モノラル
4. ソプラノと室内楽のための「夜に詠める歌」(1963)〈初演〉 詩:立原道造
奥村淑子(ソプラノ)、岩淵竜太郎(ビオラ)、齋藤明(バスクラリネット)
熊谷弘(ビブラフォン)、岩城宏之(指揮)
録音:1963年9月5日 京都会館 二十世紀音楽研究所主催「第5回現代音楽祭」 ※モノラル
5. トリムルティ(1974) 室内楽'70委嘱作品
野口龍(フルート)、植木三郎(ヴァイオリン)、一柳慧(ピアノ)
録音:1974年1月31日 第一生命ホール 「室内楽'70」第4回演奏会
6. 対談:柴田南雄/小泉文夫(1960/1/31放送) ※モノラル
【解説】
楢崎洋子(楽曲解説)
諸石幸生(演奏論等)
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