2011年3月11日に起きた未曾有の大地震「東日本大震災」。それは、多くの人々の心に、今まで経験したことのない恐怖を植え付け、そして、それまでとは全く異なる生活とアイデンティティーの変化をもたらしました。自分達も東京で大きな揺れを感じ、そして、様々な情報網を通じて東北を中心とした各被災地の壮絶な光景を目にしたBUMP OF CHICKENは「何か自分達がミュージシャンとして出来ることはないか」そんな想いを抱えていました。そんな中、某広告関係者から"スラムダンク、バガボンド"等でおなじみの漫画家・井上雄彦氏がTwitter上で始め、ネットを中心に大きな話題を呼んでいた『Smile』の画像を使用したCM制作の話しが舞い込み、井上氏の、是非音楽はBUMP OF CHICKENに制作して欲しいという強い希望から、この奇跡のコラボレーションは始動しました。出来るだけ早くCMというカタチで『Smile』を届けたいという強い要望に添い、コンポーザーの"藤原"は、2日後には曲を書き上げ、レコーディングをし曲を完成させるという異例のスピードで制作は進行しました。そしてその曲は、そんな物語りと必然性のもとに『Smile』と名付けられたのです。井上氏が『Smile』に寄せる真摯な想いと、BUMP OF CHICKENが楽曲『Smile』に込めた切実な願い。その二つが重なる事で、このコラボレーションは"CM"という枠を超え、一つの映像作品として、井上氏によって更なる"命"が吹き込まれることになります。BUMP OF CHICKENの「Smile」という楽曲に、井上氏が「Smile」の絵を使用したMusic Videoを作りあげました。今回のシングルは、両者それぞれへのリスペクトと、作品への大きな想いが詰まったものとして、CDと「Smile」Music Videoを収録したDVDの2枚組というパッケージで緊急リリースされます。同じメロディーの繰り返しで展開されていく「Smile」の楽曲。けれどそれは、一音一音に大きな願いを孕み、物語りが進むにつれ感情は高ぶり想いは切実さを増し、聴く者の心へ迫ってきます。黒と白のたった2色、それも筆のようなタッチで描かれた「Smile」の顔。けれどそれは、単純な"顔"という事象と感情を越えた、生命そのものに想いを馳せた究極のメッセージとして心に突き刺さってきます。そんな二つが重なり合った奇跡のシングルです。また、今回のリリースの全ての収益は「東日本大震災」の義援金として寄付される事が決定しています。「今、何かしたいけれど、何も出来ない」そんな想いを抱えて苦しんでいる人にも、このシングルを手にとり、共に協力をして頂きたいと思います。
TOY'S

発売・販売元 提供資料 （2011/04/14）

漫画家・井上雄彦がネット上で公開したイラスト『smile』のCM化(被災地復興支援ポータルサイト)に伴い、井上雄彦の希望によりBUMP OF CHICKENが楽曲を制作。同じメロディーの繰り返しで展開されていく楽曲「smile」。けれど、それは一音一音に大きな願いを孕み、物語が進むにつれて感情は高ぶり、聴く者の心へと迫ってくる。 (C)RS

JMD （2011/04/25）