超セレブなわがままヒロインが“記憶喪失”に！？世界のセレブも真っ青な痛快ラブコメディの決定版！

“財閥令嬢”“記憶喪失”という韓国ドラマではありふれたテーマを、斬新かつ軽快なテンポと個性的なキャラクターたちの魅力で大ヒットをとばしたラブコメディ。06年末に行われたMBC演技大賞でも、今年のドラマ賞・優秀女優賞・人気賞や、「宮」「朱蒙」「キツネちゃん、何しているの？」をおさえベスト・カップル賞を受賞したことからも、その人気がうかがえる。87年のアメリカ映画『潮風のいたずら』のリメイクだが、ジャージャー麺やマッコリといった韓国アイテムを効果的に使って独自の魅力を作り出すことに成功。ヒロインの口癖「～のザマときたら」というセリフが爆発的な流行語となるほど、ユニークなセリフの数々も楽しい。海に落ちたことで記憶喪失となるセレブな人妻“アンナ”。人間不信気味で高慢、自己中心的で周囲からは悪魔のような女と嫌われている。ふつうのドラマならば、記憶喪失で良い人に変わるかと思いきや、どこまでも高飛車なキャラクターは変わらないところがこのドラマの最大の魅力。それは、彼女が自分の恋人と偽って連れ帰る“チョルス”の振り回されっぷりに、爽快ささえ感じるほど。チョルスをはじめ個性的で素朴な田舎の人々との生活で“温かいもの”に初めて触れていくアンナの変化、そしてチョルスとのロマンスが感動的である。

タワーレコード （2009/04/08）