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「くるり/ばらの花」リミックス、『矢野顕子/ホントのきもち』でのコラボレート&ツアー参加、「UA/閃光」共同プロデュース等クラブミュージックやエレクトロニカというフィールドにとどまらず、幅広い活動をしてきたレイハラカミ、前作より4年ぶりの4thアルバム。4年の歳月をかけじっくり練られた純粋かつ清廉な刺激が詰まったピュアなレイハラカミの”素”の世界観が広がります!収録曲の「owari no kisetsu」は細野晴臣のカヴァーで自身初となるヴォーカルに挑戦!
2009年04月08日
(タワーレコード)
レイ・ハラカミを電子音楽のなかで語ることに、いつも違和感を感じる。もちろんフォーマットは、今や伝統的とも言える電子音楽の手法で構築されているけれど、それは手にした楽器が〈たまたま〉シンセやサンプラーだった、という理由にすぎない気がするのだ。耳に届くのは確かに電子の響き──しかし、その向こうに立ち現れる、実際には記録されていない豊潤な旋律を描き出すために、彼は音と向き合っているのではないか、と。そして4年ぶりの新作では、単なる旋律以上に、言葉や風景も纏った歌が、明確に聴こえてくる。例えばセロニアス・モンクが奏でるピアノの響き、音数少なき単純な旋律が導き出すリリカルな歌世界のような。細野晴臣“終わりの季節”のカヴァーで1曲だけ歌声を耳にできるが、アルバムを通して彼の〈歌〉は、聴く者の脳裏で優しく語り続ける。
小田 晶房 -
bounce
2005年06月号掲載 (P75)
(タワーレコード)
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