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生々しい「感触」「手触り」に満ちたルベルとヴィヴァルディ。好評だったダンスとのコラボレーション・ステージのDVD(HMD 9909026、発売中)の音楽のみを2009年9月に新たに録音したもの。冒頭の「カオス」の不況和音は、耳と心にざらざらとした感触を与えますが、決して不快ではないところが、さすがベルリン古楽アカデミー。一気に世界に引き込まれます。ヴィヴァルディの「四季」も、「夏」の嵐も、弦楽器の弓が弦にひっかかる感触、ミドリ・ザイラーのソロは、まるでロックかと思うような印象。アンサンブルが刻むリズムも、単に激しいだけでなく、打ち付ける雨粒、足元からずぶぬれになるような錯覚をおぼえるようです。...
年1回のペースで続くブックCDも今回で5巻目。今までより1枚増えて3枚組となり、内容もより濃くなっています。今年は、中世南仏において栄えた、キリスト教の異端、カタリ派とそれに対する十字軍が主題。同時に、聖人サン・ベルナールがこの異端を、「キリスト教徒よりキリスト教的であり、信仰が純粋」だと述べたように、その背景には、教皇庁とフランス王家との現世的利害の一致や、教皇庁の世俗化があり、それに、フランシスコ会とドミニコ会の設立という、体制内からの刷新運動が絡みます。また、射程も広く、カタリ派の起源、南仏隆盛の背景から、英仏100年戦争(ジャンヌ・ダルクの殉教)、東ローマ帝国の滅亡、東方カタリ派の終焉...
ヨハン・クリストフ・フォーゲル(1756~1788)は、ニュールンベルクで生まれ、ドレスデンで音楽を学びました。しかしドレスデンでの音楽はそれ以前の、ゼレンカ、ピゼンデル、ハッセの域を脱せないままでいたためにパリに行き、1786年に最初のオペラ「La toison d’or」を作曲しグルックに献呈しました。またその初演は、当時のパリでの超人気管楽器名奏者たちが参加し、その演奏はパリ中が狂乱になるほどでした。グルックとサリエリは彼の曲を絶賛しました。ところが、パリの評論家たちは彼の新様式によるオペラ改革に反対し、グルックと同じように批判されてしまいました。ここに収録された交響曲集は1...
宗教性をおびた地中海地方の情熱、ラルペッジャータの新作は17世紀イタリアの作曲家 サンチェス、メールラの作品とイタリアとコルシカのトラディッショナルな音楽のコレクション結成10周年記念としてデラックス・ヴァージョンにはジャルスキー他のゲスト達とのパフォーマンスを収録、彼らの即興性とエンターテインメント性あふれるステージが楽しめます。古楽演奏を生き生きと再現するラルペッジャータの新録音!
1980年3月22日~23日に英国オックスフォードのマートン・カレッジ・チャペルで、タリス・スコラーズの初録音にして永遠の名唱アレグリの「ミゼレーレ」が誕生してから今年で30周年。この初録音から30周年という節目の年を祝い、タリス・スコラーズにとってギメル(Gimell)での通算50枚目としてリリースされる新録音は、スペイン・ルネサンス時代の巨匠ビクトリアのエレミアの哀歌集!宗教音楽の作曲にその人生に捧げたルネサンス時代のスペインにおける最大の作曲家ビクトリア。他の作曲家の「エレミアの哀歌」と比べ“スペイン的”とも言われるビクトリアの「エレミアの哀歌」は、「レクイエム-...
クラウディオ・アバド&モーツァルト管による大好評企画。偉大なるイタリアの作曲家、ジョバンニ・バッティスタ・ペルゴレージのアニバーサリー・イヤーにおける注目のシリーズ。最後の作品にして不朽的名作“スターバト・マーテル”他を収録した1枚は、2009年度の「レコードアカデミー賞」受賞作となります。2010年も続々と最新録音が登場予定にて、目が離せません。