カスタマーズボイス一覧

モーツァルト: オーボエ四重奏曲, フルート四重奏曲<タワーレコード限定> / カールハインツ・ツェラー、他

ツェラーのドイツ的音色と解釈に(金の材質で奏する見世物的な昨今のフルート界に対して、未だ現役のA・ブラウ氏と共に)いぶし銀の輝きビロードの音色とでも言おうか際立って「真面目」で「ドイツ貴族」的な誇りと矜持を感じる。最大の魅力は1曲目のOB四重奏で後にも先にもこんな凄くて素敵な合奏はそうあるものではない!

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fabianさんが書いたカスタマーズボイス

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メルクス先生には音大での「コレギウム・ムジクム」という授業で大変お世話になりました。この授業で嬉しかったのは、私は普通の(モダン?)楽器でしたので、担当教授が余り指摘されなかったバロック奏法(奏法というよりは装飾法)を煩く言われ今でも活用しています。市の音楽図書館へ行ってはレコードで視聴しました(懐かしい!)。

(おそらく)人が皆持っているだろう(いただろう・・)あのとても純粋な透明な心にこれらの旋律がそっと聴くものの肩を優しく抱いてくれます。静かな環境で、一人この旋律に耳を傾けるとたまらなくなって涙が一筋・・実に素晴らしいオムニバス盤ですね。よくライヴの方が音楽は良いと云われますがこの種のものは、絶対、CDの勝ちですね。

ツェラーのドイツ的音色と解釈に(金の材質で奏する見世物的な昨今のフルート界に対して、未だ現役のA・ブラウ氏と共に)いぶし銀の輝きビロードの音色とでも言おうか際立って「真面目」で「ドイツ貴族」的な誇りと矜持を感じる。最大の魅力は1曲目のOB四重奏で後にも先にもこんな凄くて素敵な合奏はそうあるものではない!

ディアベッリの(ベートーヴェンとして当然の)全く素晴しいリズム感(ほぼ同時に出た某有名女流2名のものは話にならない!)や、アンダンテスピアナートの旋律線の(当たり前なのに)見事に決まったレガートの歌<既に彼以外の人のライヴもCDも数十種類は聴いたが私のOKはルービンシュタインとこの2種のCDのみ(悲)>

ジュリーニの音楽哲学(生きざま)がありありと伺える。すなわちそれは気高い精神に貫かれた歌心。私は聴衆の一人として座し、この生の響きを浴びたのだが、畏怖るべく高貴で美しい思い出だ。そして、相方はWp.でないと「絶対」にだめだ!と確信させられた。ジュリーニとWp.の帰らぬ日々を(センチメンタルではなく・・・)想うCDだ。

golgo13さんもご指摘のように問題は3・4枚目の行進曲集だ。吹奏楽の基本が今やオリジナル曲やクラシック編曲物に偏ってしまった感があるが、短い旋律だがお国柄が非常によく現れる、純粋な意味でのクラシック的素養がものを言う2拍子美しさ(奥深さ)これらは吹奏楽が、ただのブラバンになるかどうかの瀬戸際問題だ・・などと思うが。

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