はじめて、はじめました。 KAIOHSHA COMICS

暮田マキネ

5：

素敵な作品に出会ったとき、その作者の人生に思いを馳せることがあります
その作品をつくるに至った、至れてしまったのはなぜなのか
何を見てきてしまったのか、何を感じて生きているのか
作者の非凡さの源流は世界からの祝福なのか、あるいは呪いにも似た心のシミなのか
作者の人生について考えることで、作品から渡された飲み込みきれない感情を少しでも咀嚼できる気がするからです
「琴線に触れる」とはまさしくこのことで、そしてこの本は間違いなくボクの琴線に触れた作品でした
同性愛というマイノリティをレンズに、作者の考える「愛」が見えてくるような優しいお話でした
少しお疲れ気味なかたに読んでみて頂きたいです
きっと、たったすこしだけかもしれないけど、この世界で息がしやすくなると思います

俺のサブを暴くな 花音コミックス

ざらめ鮫

5：

PUNKS△TRIANGLE アイズコミックス

沖田有帆

5：

題名や表紙から分かる通りパンク（ファッション）をテーマにした作品
パンクってなんだ？全然興味ないぞ。っていう人にもおすすめで、読了後はちょっとだけパンクが好きになっている自分に出会える、そんなお話
著者の沖田有帆先生の描く作品はどれもヲタクに刺さり過ぎて困る
攻めの眼力がヤバすぎて読んでてめちゃくちゃドキドキしました

かりそめビッチ南くん

栗原カナ

5：

主人公ふたりにとても好感が持てる
特に受けの南くんがめちゃくちゃ可愛くて尊い
「ルックスの良さから遊んでいるように見られる攻め」と「本心を隠すために遊んでいるように見せたい受け」の体から始まる不器用な恋愛
珍しい設定などは無いけど、その分王道な展開で読みやすい、何度も読み返したくなるような作品
表紙絵と同じくらい本編の絵がきれいで、愛をもって丁寧に描かれた作品だなと感じました