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シュターダーの清澄で正確、そして何よりも喜びに満ちた歌唱はこのモテットの魅力の理想的な表現のように思います。 どこぞの評論家によると、このモテットは「巧みな想像力に満たされた小型の声楽協奏曲」だそうです。もはや表現の自由を逸脱した(昨今はやりの)偽情報、フェイク以外の何物でもなく、教養のレベルの低さに言葉を失います!!!初心者も手に取る可能性のある印刷物に、学術的に誤った解説を書くとは。モテットとは歴史も古く様々な形態があり、一言で曲種を言い表せないものではありますが、語源の通り「言葉」が必ず付属する、もはや「声楽曲」としか言いようのないもの。こんな基本的なことを事典で調べもせずに書くような良識の欠如が、クラシック音楽の世界を毀損していることを自覚すべきだと思います。それに続くいかにもわかっているかのような記述も、もはや「感じ」だけで書いている根拠はなにもない空虚なもので、あきれる果てるばかりです。 https://president.jp/articles/-/52313?page=1
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