カスタマーズボイス一覧

ポール・パレーの芸術 Vol.3 -ドヴォルザーク, シベリウス, リムスキー=コルサコフ, リスト: 作品集: ドヴォルザーク: 交響曲第9番 Op.95「新世界より」; シベリウス: 交響曲第2番 Op.43, 他 (1953-60) / ポール・パレー指揮, デトロイトSO<タワーレコード限定> / ポール・パレー、他

 初復刻のリムスキー・コルサコフが珍しく、交響曲「アンタール」、初めて聴くに等しいもので、とても楽しかったです。ステレオなら、これは今でも現役トップのものとして成り立ちます。その他、スペイン奇想曲、ロシアの復活祭と、フランスの指揮者によるロシアン・サウンドを楽しめました。新世界とシベリウスはこんな演奏もあったのかという名演で、アメリカの黄金時代の輝きを見るCDでした。

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イタチ男!さんが書いたカスタマーズボイス

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うれしいCD化で、ティルの編曲は文句なしに楽しいです。カラヤン全盛期のベルリン・フィルのメンバーによる素晴らしいエンタティメントを理屈ぬきに楽しめました。

再発に当たり、交響曲第8番はCD1枚にまとめて欲しかったし、不満もあるが、バレンボイム30代のブルックナーとしては満足、ショルティより良かった。平均的なブルックナーである。

素晴らしいラヴェルで、マーラーやブルックナーとは全然違うハイティンクの魅力と、ミュンシュ以来のフランスものの伝統を持つボストン響の底力を見ました。ダフニスとクロエは理想的なもので、光り輝くようなラヴェルのサウンドを繊細に描いており、こんな理想的なラヴェルの録音は稀です。

珍しい小品もたくさんあり、最近のベーレンライター、ピリオド系の先駆けとなるベートーヴェンであり、曲により出来不出来はあるものの、楽しい企画でした。ティルソン・トーマス、ベートーヴェンを大規模オケと録音して欲しいです。

ドラティ、今となっては夢物語のスタジオセッションによる全集で、ロイヤル・フィルの力量も劣るものの、セッションで練りこんだ演奏です。曲によるムラがなく、均質であり、繰り返しを励行し、エロイカは第1楽章コーダのトランペットは慣例どおりと、古楽器的なスタイルと、巨匠的なベートーヴェンとをつなぐものを感じました。この価格では文句なしです。

 ショーソンとシャブリエがなかなかの名演で、どちらもデジタル時代になりあまり録音されなくなった曲、19世紀のフランスの空気を知っているパレーによるたいへんな名演です。録音も悪くないし、現役盤として、こういう復刻は貴重です。

 初復刻のリムスキー・コルサコフが珍しく、交響曲「アンタール」、初めて聴くに等しいもので、とても楽しかったです。ステレオなら、これは今でも現役トップのものとして成り立ちます。その他、スペイン奇想曲、ロシアの復活祭と、フランスの指揮者によるロシアン・サウンドを楽しめました。新世界とシベリウスはこんな演奏もあったのかという名演で、アメリカの黄金時代の輝きを見るCDでした。

 ミュンシュが意外にもボストンで録音しなかった曲であり、特にフォーレは今でもこの曲のベストで、デリカシーの極みによるフランス音楽、ミュンシュがこれ以外フォーレを録音しなかったのが悔やまれます。ラヴェル、ベルリオーズは満点の名演、このコンビで他にも名演を聴きたかったです。

 朝比奈の名演が、CD4枚組なのにフルプライス1枚分の値段とはうれしい。4曲とも晩年の名演に劣らないもので、特に8番は至高の名演であり、感動した。朝比奈入門に最適のCDだ。

 火の鳥は、全曲版が組曲と根本的に異なり、色彩的な魅力に満ちていることを示している名演です。ブルースペックCDの音質も上々です。

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